「2022年度健康科学部医学部看護学科 総会・同窓会」が11月3日に伊勢原校舎で、対面とオンラインのハイブリッドで開催されました。健康科学部看護学科は1995年度に創設し、2018年度からは改組改編により医学部看護学科となっています。当日は、医学部となって初めての卒業生も含め、多くの同窓生が参加しました。
総会では、糠信憲明会長が議長を務め、2021年度までの会計報告・監査報告をはじめ、今後の事業計画案、22年度と23年度の予算案、会則改定、役員改選案について審議。全議案について承認されました。
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続いて実施した同窓会では、森谷英昭副会長が、「今日は学生時代を思い出して語り合うとともに、先輩と後輩の交流を深めて大いに楽しみましょう」と開会を宣言。糠信会長が、「この会が皆さんにとって縦横のつながりをつくる機会になればうれしく思います」と語りました。その後、次期会長に決定した本学科の岡部春香講師が、「学科の教員という立場を生かし、卒業生と在学生、教員の架け橋として、一人ひとりにとってよりよい会になるよう精一杯努力していきます。本日の同窓会をきっかけとして、新しい交流の輪が広がることを願っています」とあいさつ。今泉郷子学科長は、「学生が社会に出てからたくましく成長していくためには、先輩たちの後押しが必要です。学生たちの将来のためにも、ぜひ同窓会を発展させてください」と激励しました。
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講演会には、国際看護師としてハイチの外傷熱傷センターで活動している11期生の佐藤太一郎さんがオンラインで登壇。医学部付属病院高度救命救急センターなどで培った知識と経験を生かし、紛争地域や国際船内のシップナースとして働く日々を紹介しました。佐藤さんはイラクやパレスチナ、イエメンにおける国境なき医師団の一員としての取り組みや、アルジェリアにおけるサハラ砂漠メディカルセンターの立ち上げに携わった経験について語り、「世界中の医療従事者とともに、“患者を救う”という同じ目標に向かって進めるのが国際看護師の魅力であり、何より楽しい。緊急支援経験が多いので各地での滞在期間は数カ月ですが、未来はよくなると信じ、現地の皆さんの命の時間を未来へとつなぐために、懸命に日々奮闘しています。医療を通じて人々の未来を創造できることに、医療従事者として責任とやりがいを感じています」と結びました。
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座談会には、糠信会長と森谷副会長、事務局の森猛事務局長、園川雄二さん、髙橋さや香さんが登壇し、学生時代や現在の仕事、看護への思いなどについて語り合いました。最後に、退任した松木秀明名誉教授、沓澤智子名誉教授、石野知子客員教授と、現役の庄村雅子教授のビデオメッセージを紹介。閉会後には、参加者が笑顔で歓談する姿が見られました。
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