湘南キャンパスの卓球部がろうあ卓球日本代表選手団との合同練習を行いました

湘南キャンパスの卓球部が10月19、20日に、付属相模高校でろうあ者卓球日本代表選手団と合同練習を行いました。今夏、同部の渡邊勝美監督が理事を務める関東学生卓球連盟を通じて本学に依頼があったことから、卓球専用の練習場を備える相模高で初めて実施し、相模高卓球部顧問の落合善宏教諭と石井智崇教諭が運営に協力。ろうあ日本代表9選手と、卓球部から男女合わせて12選手が参加しました。

聴覚障害者の卓球「デフ卓球」(Deaf=ろう者)は、競技のルールや使用する道具は一般の卓球と変わらず、補聴器の使用は禁止されています。4年に一度世界規模で開催される聴覚障害者のための総合スポーツ競技大会「デフリンピック」では1924年の第1回大会から正式種目として実施されており、2017年にトルコ・サムスンで開かれた前回大会で日本は、女子ダブルスと団体で銅メダルを獲得しています。

合同練習は、ろうあ者の選手と学生が1対1で試合形式の練習をメーンに実施。ジェスチャーを交えて互いにアドバイスし合う場面もありました。女子部4年次生の蘆田淳美さん(工学部)は、「コミュニケーションの取り方以外は、障害の有無を感じさせないプレーで驚きました。技術面でも競技への取り組み方でも、一人の卓球選手として学ぶことがたくさんあります」と振り返りました。男子部4年次生の福田昌平さん(体育学部)は、「日本を代表してプレーしている選手たちと一緒に練習できるのはとても光栄なこと。今後も練習や競技普及など私たちに協力できることがあれば積極的に参加したい」と話しています。

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