スポーツ・レジャーマネジメント学科の学生たちが東京オリンピック・パラリンピックのスタッフとして大会運営に協力しました

体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科の学生たちが、7月23日から8月8日と8月24日から9月5日まで開かれた東京オリンピック・パラリンピックにスタッフとして参加し、選手村や競技会場の運営などに協力しました。 

開催期間中、東京・晴海に整備された選手村では、白井美紀さん(3年次生)が大会ボランティア「フィールドキャスト」の業務に従事しました。「テレビでしか見たことのないオリンピックに携わりたい」との思いから高校3年時に応募。選手村での受け付けや入村・退村の誘導などを通して選手をサポートしました。「コロナ禍という難しい状況もあり多くの制約がありましたが、その中でも海外から参加している選手たちとかかわれることのありがたみを感じました。かけがえのない経験をすることができたとともに、行動力と自信がついたと思います。これからもスポーツイベントをはじめとしたボランティア活動に参加していきたい」と話しました。 

7月21日から8月7日にかけて行われたサッカー(男子・女子)では、横浜国際総合競技場で開かれた試合で本学科の学生9名がプレス運営スタッフを務めました。今年4月、本学科に神奈川県サッカー協会から学生スタッフ募集の要望があり、学科内で希望者を募っていました。期間中は、メディア関係者の受け付けや選手の誘導、ボランティアスタッフのシフト作成などを行いました。廣瀬流那さん(4年次生)は、「ボランティアスタッフは私よりも年上の方がほとんどだったので、失礼のないように仕事内容を伝えるよう意識しました。また、海外の選手とかかわる際には、事前にその国のあいさつやお礼の言葉などを調べて話すようにしていました。選手が日本語でありがとうと返してくれたのがうれしかったです」と振り返りました。 

昨年度本学科を卒業した大学院体育学研究科1年次生の藤木悠さんは、8月3日から7日まで武蔵野の森総合スポーツプラザと東京スタジアムで行われた近代五種でフィールドキャストを務めました。藤木さんは、父親が近代五種東京国際大会で優勝経験があり、オリンピックへの出場を目指していたことから、「父がどのような舞台を目指していたのか見てみたい」との思いで大学2年次生の時に応募。期間中は馬術部門を担当し、主に馬の移動時における間隔整理や競技で使う障害物の運搬などに取り組みました。藤木さんは、「実際にオリンピックにかかわったことで、スポーツイベントの重要性をあらためて確認できました。無観客での開催で不安な部分もありましたが、ボランティアの熱量が高く、大会の盛り上がりを支えていたと感じました。『オリンピックの価値』について研究しているので、この経験を生かしていきたい」と語りました。