体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科の学生が、10月23、24日に湘南キャンパス総合体育館で開催された関東大学バスケットボールリーグ戦をホームゲームとして運営しました。日ごろの学びを生かしてイベント運営の経験を積むとともに男子バスケットボール部の試合を盛り上げるようと毎年開催しています。昨年度は新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて中止となりましたが、今回は感染対策を徹底した上で、約500名の学生や地域住民らにチケットを抽選販売し、2年ぶりの実施となりました。
学生たちは試合当日、観客や大会関係者らの接触を減らすため、カラーコーンやポールで細かく区分けした動線に沿って来場者を誘導。各所に消毒用のアルコールを設置し、座席の間隔も空けるよう呼びかけました。試合中には、バスケットボールプロリーグ「Bリーグ」でもスタジアムMCを務める南隼人さんや竹本タクシーさんが実況を担当して試合を盛り上げたほか、ピリオドの間には工学部の学生が編集協力した選手インタビュー動画や地域住民と協力して制作した医療従事者へ感謝を伝えるメッセージビデオも上映しました。湘南キャンパスで活動するチアリーディングクラブ「FINE」や一輪車の日本代表として活躍する辻歩夏さん(体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科2年)のハーフタイムショーなども開催し、会場は大きな拍手に包まれました。
男子バスケットボール部は、23日は専修大に77―72で勝利、24日は大東文化大学に60-78で敗れましたが、主将の伊藤領選手(体育学部4年次生)は、「コロナ禍にもかかわらず、多くの方に拍手で背中を押してもらいながら、最高の雰囲気で試合をすることができました。準備に携わってくれた学生、教職員の皆さんに心から感謝しています」と振り返りました。運営に携わった学生からは、「昨年度から続くコロナ禍で、なかなか実習を受けることができず残念でしたが、今回のホームゲーム開催を通じてイベント運営の魅力を体感できました。スポーツ・レジャーマネジメント学科に入ってよかったと心から感じました」「開催できると決まってから時間が3カ月ほどしかなく、急ピッチで準備を進めてきました。悪戦苦闘しながらではありましたが、忙しい日々すら楽しいと思える毎日でした。観客の皆さんの笑顔を見たり、選手から感謝の言葉をもらったりしたときは本当にうれしかった」と充実した表情を見せていました。