体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科の大津克哉准教授と秋吉遼子講師のゼミが、10月23、24日にオンラインで開催された「Sport Policy for Japan2021」(SPJ、主催=同企画委員会、日本スポーツ産業学会、後援=笹川スポーツ財団)に出場。大津ゼミが協賛社特別賞、秋吉ゼミが特別賞を受賞しました。SPJは、日本のスポーツの現状や将来について問題意識を持つ全国の学生が、政策への提言を持ち寄り、意見を交換する場として毎年開催されています。今年度は新型コロナウイルス感染対策のため、WEBビデオ会議システム「Zoom」を使って行われました。
大津ゼミは「スポーツ場面におけるエシカルな行動変容への可能性-人と地球を守る新たなスポーツ文化の醸成に向けて-」をテーマに発表。学内のフィットネスセンターに設置されているトレーニング機器を用いて発電・蓄電することで、学内の光熱費削減や学生の身体活動量を向上させるほか、政府が掲げる「2050年カーボン・ニュートラル」への貢献、環境問題の啓発などにつなげようと政策を提案しました。岩城美佳さん(3年次生)は、「学内に運動施設がある利点を生かし、環境問題の解決につながる政策にしようと考案しました。目指していた最優秀賞を逃した悔しさはありますが、協賛企業に興味を持っていただけたことはとてもうれしく、政策実現のために産学連携で今後協力していけると期待しています。今後は東海大が推進する『ゼロカーボン・キャンパス』に貢献できるよう、より実現可能な方法を検討する計画です」と話しています。
秋吉ゼミは「働く世代のスポーツ実施率向上に向けて―きゃんぱすぽーつ―」と題して、東海大をはじめ運動施設を擁する全国の大学を活用した社会人向けの運動推進プロジェクト「きゃんぱすぽーつ」を提案。20代から50代の“働く世代”を対象に、運動実施率と継続率の向上につなげるための本学教員や学生による健康講座や運動指導といった取り組みを考案しました。岡田陽さん(同)は、「運動実施率について調査を進める中で、社会人の運動不足には仕事や家庭の事情など、人それぞれ多様な理由があることがわかりました。今回考案した政策はSPJで発表して終わりではなく、ゼミや所属する女子サッカー部としてできることを考え、学生や地域の人たちに向けて発信したい」と語りました。
なお、大津ゼミは11月1日にネット配信番組の情熱報道ライブ「ニューズ・オプエド」に出演し、今回考案した政策内容を発表しました。以下URLよりアーカイブをご覧いただけます。ぜひご視聴ください。
https://www.youtube.com/watch?v=LFcPjAb4Ues