スポーツ・レジャーマネジメント学科の大津准教授が、付属甲府高の「東海大学特別講座」で講師を務めました

体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科の大津克哉准教授が、3月8日に付属甲府高校の「東海大学特別講座」で講師を務めました。この講座は、同校の特進バランスコースに通う1年生40名が本学の教員による授業を受け、3年間で幅広い視野や考え方などを培うことを目的としています。

当日、大津准教授は「スポーツ科学への誘い~東京オリンピック2020大会を総括する」をテーマに講演し、オリンピズム(オリンピックの精神)や大会の価値について紹介。スポーツを「する・みる・ささえる」だけでなく、「学ぶ」ことの重要性についても語り、「今年はパリでオリンピック・パラリンピックが開催されますが、オリンピック大会は単なる景気刺激の手段ではなく、オリンピズムに基づき、スポーツを通じた教育と平和の運動が推進される場です。

国際オリンピック委員会(IOC)は、近年、オリンピックの価値をExcellence・Friendship・Respectという3つのキーワードで表現しています」と紹介しました。そして、「大切なのは勝つことではなく、目標に向かって全力で取り組むこと。そして、交流は人と人を結びつけお互いの理解を深めたり、お互いに敬意を払いルールを守ったりすることが大切です。今夏はそういった認識を持ちながら、アスリートたちのパフォーマンスを観てみてはいかがでしょうか」とメッセージを送りました。参加した生徒たちは、「オリンピック憲章について知識が深まってよかった。スポーツは、選手だけでなく、見たり支えたりする人の存在も欠かせないと知った」「環境の問題もスポーツと関連づけて考えたことはなかった。スポーツを通じて何を残せるのかを考えていく事が大切だと感じた」と話しています。