体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科では8月22日から9月2日までアメリカで、「スポーツ&レジャー海外実習」を行いました。海外におけるスポーツ&レジャー・マネジメントを実体験するとともに、異文化に触れ、英語でコミュニケーションを図ることなどを目的に毎年実施しているもので、2年次生から4年次生まで計19名が参加しました。





23日にカリフォルニア州・サンディエゴに到着した一行は、メジャーリーグ「サンディエゴ・パドレス」の球団本部を訪問。ペトコパークを見学した後、マーケティング担当副社長のクリスコノリー氏からファンに満足してもらうことを重視したマーケティングに関するレクチャーを受け、パドレス対ロサンゼルス・ドジャースの試合を観戦しました。オーランドに移動した25日には全米テニス協会(USTA)のメインキャンパスを訪れ、本学部出身の大地智さんがUSTAフィジカル部門トップコーチを務めている縁で、車いすテニスの国枝慎吾さんが施設案内と講話を担当。競技を始めたころからセカンドキャリアを築くうえでの葛藤までを振り返る話しに、学生たちから多くの質問が出ました。26日はセントラルフロリダ大学(UCF)で本学部と大学院体育学研究科、スポーツ医科学研究所との教育研究に関する覚書締結式に出席。学生数7万人の広大なキャンパスを散策し、体育施設も見学しました。27日には2008年までドジャースのキャンプ地だった「ドジャータウン(現ジャッキーロビンソン・トレーニングコンプレックス)」を訪れ、シニアマネージャーのジェフビルド氏から米国における人種差別の歴史や施設の成り立ちなどについてレクチャーを受けました。プログラムの最後にはウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートで日本と海外のホスピタリティの違いなどについて学びを深めました。





樋川遥さん(2年次生)は、「メジャーリーグの球場や施設を訪れ、スケールの大きさに圧倒されるとともに、多くの刺激を受けました。国枝さんのセカンドキャリアを築く上での葛藤を直接聞けたのも貴重な経験。日本と海外のスポーツの違いを肌で感じ、学ぶことばかりでした」と話していました。