経済学科の学生が公共選択学会で研究成果を発表しました

政治経済学部経済学科4年次生の山田雅広さん(指導教員=平賀一希准教授)が、12月1日に関西大学高槻ミューズキャンパスで行われた「第23回公共選択学会」で研究成果をポスターで報告しました。

山田さんは「Are strategic voters fluctuating? Re-inferring strategic voter」のテーマで発表。選挙で投票する際に、自分が最も好む政治家に無条件に投票するのではなく、当選確率を鑑みながら自らの効用(満足度)の期待値を最大にする政治家に投票する戦略的投票者がどの程度の割合存在するかについて、2009年、12年、14年の衆議院選挙の小選挙区データを用いて分析しました。先行研究(05年の衆議院選挙のデータを用いたKawai and Watanabe (2013, American Economic Review))と同様に、政権交代があったときにおいても、戦略的投票者の割合は約6割から8割程度と総じて多いことがわかりました。

今回の学会では学部生唯一の報告となりましたが、部分識別という最先端の分析手法を用いていることや、複数回の選挙結果をもとに分析している点など明確な研究結果があることが高く評価されるとともに、海外査読付学術雑誌に論文を載せるために研究に対するモチベーションをどのように伝えればいいかなど、多くの学会員からコメントやアドバイスが送られました。

山田さんは、「研究のリサーチクエスチョン、問題意識を深めるとてもよい機会になりました。来年度は東京大学大学院経済学研究科に進学する予定なので、マクロ経済学やミクロ経済学、計量経済学のコースワークの勉強が中心になりますが、英文査読誌に掲載できるように論文を改訂していきたい」と話しました。

(参考)第23回公共選択学会ホームページ
https://www.res.kutc.kansai-u.ac.jp/pc2019/

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