「社会保障制度に関する政府間関係の改革-国民年金の『逆移譲』を事例として-」をテーマに政治学科研究報告会を開催しました

政治学科では、学科内外との研究交流を深めるため、今年度から所属教員による研究報告会を定期的に開催しています。

10月25日(水)に、今年度4回目の政治学科研究報告会が開催され、原田講師が「社会保障制度に関する政府間関係の改革-国民年金の「逆移譲」を事例として-」をテーマに研究報告を行いました。原田講師は、今年度から本学に着任した新任の教員です。行政学・公共政策学を専門とし、国家公務員としての勤務経験(厚生労働省・総務省)も活かしながら、社会保障制度を題材に中央地方関係の視点から研究をしています。これまでの研究では主に社会保障制度の中でも社会手当を題材にしてきましたが、今回の研究報告では、国民年金の「逆移譲」を事例として政府間関係の改革を論じるという新たな研究構想が報告されました。

当日は、政治学科所属の教員のみならず、他学部・他学科所属の教員も参加し、活発な質疑応答・意見交換が行われました。報告を担当した原田講師は、報告会終了後、「多くの有益なコメントをいただいたので、これからの研究に活かしていきたい」と話をしていました。