東海大学の校友であるサヘル・ローズさんがMCを務めるこの番組は、毎週、本学をはじめとする様々な研究者や文化人らをゲストに迎え、ゲストの専門をふまえて「ミライコード」（＝世界が多様性を尊重する社会へとむかう過程で、異なる考え方や価値観を持った個人が、それぞれの自由を認め合い共存していく、公共心に基づいた新しい規範）について、議論する番組です。本学科からは過去に、西田竜也教授、辻由希教授、小川裕子教授が出演されています。
2月18日のオンエア回では、政治学科の平井新講師がサヘル・ローズさんと共に「台湾総統選から選挙と投票について考える」というテーマで熱い議論を展開しました。平井講師は、台湾社会の現状を現地が数年に一度熱く盛り上がる選挙について、①投票率の高さ、②政治参加へのハードルの低さ、③女性議員の割合や性的マイノリティなどの多様性尊重のあり方などの観点から紹介し、日本における若者の政治参加についても考え直すきっかけとなるようなお話になりました。
平井講師は、番組の最後に番組のコンセプトである「ミライコード」として、『想像の共同体』の著者である政治学者ベネディクト・アンダーソンの「貿易よりも言語を！」という言葉を紹介し、経済的利益に還元され得ない異文化への感受性の大切さについて語りました。
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