政治経済学部政治学科の平井新講師が共著者として執筆した論文 “A sociological approach to Japan’s war frames and security threats” が、このほど国際学術誌『The Sociological Review』(SAGE Publishing、第74巻第2号)に掲載されました。
本稿は、台湾・中央研究院のPaul Jobin教授、東京大学東洋文化研究所の園田茂人教授との国際共著論文で、過去の戦争の記憶・遺産を中心に論じてきた戦争社会学と、現在進行形の安全保障上の脅威認識を扱う安全保障化理論(securitization theory)を「戦争フレーム(war frames)」概念によって結びつけることを試みています。ウクライナ侵攻後に実施した日本の政治家・知識人へのインタビュー、世論調査およびメディア分析、そして台湾に近接する八重山諸島でのエスノグラフィー調査を組み合わせ、防衛予算が劇的に拡大する一方で日本社会には「平和主義」への愛着が根強く残り続けるという逆説を、政治社会学の視座から解き明かしています。
Sage出版社のご配慮により、本論文が2026年5月11日までオープンアクセスとして無料公開されております。ご関心のある方は、この機会にぜひご高覧いただけましたら幸いです。