付属高輪台高校の生徒を対象に模擬授業を実施しました

理学部では5月14日に湘南キャンパスで、付属高輪台高校SSH(スーパーサイエンスハイスクール)クラスの1年生を対象に模擬授業を実施しました。同高の湘南キャンパス見学会に合わせて企画されたもので、当日は情報数理学科の松井泰子教授と化学科の冨田恒之教授が講義しました。

松井教授の講義では、数学とアルゴリズムを用いて最適解を導き出す「オペレーションズ・リサーチ」をテーマに行いました。基礎的なアルゴリズムについて解説した後、沢山の点が与えられた時に、距離が近い点同士を結んで、最終的にすべての点を結ぶ巡回路を作る「最近傍法」を用いたワークを実施また、実際に学科の授業で使用した資料をもとに、2012年にノーベル賞経済学賞を受賞した「マッチングアルゴリズム」について紹介し、「大学の研究室や研修医の配属先、腎臓移植のドナーと患者の割り当てなど、多様な現場で活用されています。アルゴリズムは皆さんの暮らしに直結した技術なので、どこに使われているか探してみてください」と語りました。冨田教授の講義では、自身が取り組む蛍光体の研究内容について紹介した後、赤外線カメラやサーモグラフィーといった実験機器を生徒たちが体験。偏光板を重ねて液晶ディスプレイを見る実験や、サーモグラフィーで友人同士の体温を計測するなど、さまざまな化学反応を楽しみました。冨田教授は、「理学部では“よく分からないことを明らかにしていこう”というスタンスで、多岐にわたる研究に取り組んでいます。その成果が人々の役に立つか分かるのは1年後か、もしかすると100年後かもしれません。でも、アインシュタインが相対性理論を説いたとき、スマートフォンに活用されるとは本人も想像していなかったと思います。東海大学には幅広く理工系の学科があるので、自分の得意なことや興味関心がある分野を踏まえて進路を考えてみてください」と呼びかけました。

参加した生徒からは、「これまで大学ではどんな授業を受けられるのかよく分かっていませんでしたが、先生や大学院生の先輩たちから専門的な講義や大学の様子などを詳しく聞くことで、進路のイメージが膨らみました」「同じ理学部でも学科によって研究内容が全く違い、それぞれの面白さを学ぶことができました」といった声が聞かれました。