佐藤講師が「星新一賞」を受賞しました

理学部基礎教育研究室の佐藤実講師がこのほど、第3回日経「星新一賞」(主催:日本経済新聞社)の一般部門グランプリ(星新一賞)を受賞。3月12日に東京都港区の国立新美術館で行われた表彰式に出席しました。この賞は理系的な発想力を問う短編小説を一般部門、ジュニア部門、学生部門で公募し、グランプリや準グランプリなどの各賞が贈られるものです。佐藤講師は、3部門の中で最多の1449作品が集まった一般部門に『ローンチ・フリー』を応募。映画監督の押井守氏ら6名による最終選考を経て、見事に星新一賞に選ばれました。

『ローンチ・フリー』は、宇宙エレベーターが実現したことによって宇宙船の乗員になる目標を失った元宇宙飛行士が、宇宙エレベーターのケーブルに人力で動く昇降機「クライマー」を取り付け、高度100kmの宇宙を目指す物語です。佐藤講師は、「この短編小説の構想は、宇宙エレベーターについて研究する中で浮かんできたものです。ぼんやりとした物語をここ数年にわたって考えていたときに賞の存在を知り、半年ほどかけてまとめました。受賞は思いがけないことで、大変光栄に思っています。これを励みに、今後も研究活動に尽力していきます」と語りました。

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