「世界一行きたい科学広場in東海大学湘南キャンパス2015」にブースを出展しました

理学部の教員と学生が3月14日、湘南キャンパス松前記念館講堂で開催された「世界一行きたい科学広場in東海大学湘南キャンパス2015」に出展しました。3月11日から14日まで本キャンパスで開かれた応用物理学会春季学術講演会に合わせて、本学が文部科学省の平成25年度「地(知)の拠点整備事業」の採択を受けて展開している「To-Collaboプログラム」の一環として企画したものです。科学やものづくりの魅力を伝えることが目的で、親子連れを中心に約650名が来場しました。

数学科の山本義郎教授と学生が企画した「算数マジック教室」では、特殊な形状のドリルで平面を削って四角形や六角形の中を作る実験や、切り込みの入った名刺サイズの3枚の紙を交差させるパズルを行いました。化学科の学生有志が中心となって活動している学生団体「キャンパス・らぼ」は、スライムや人工のイクラ作りができるブース「わくわく理科実験教室」を出展。本学部の学生有志による「Supporting Science Experiment」(SSE)は、「真空バズーカ」をテーマに気圧差を利用してピンポン球を打ち出すイベントのほか、「ガウス加速器」のブースでネオジウム磁石の磁力を利用して鉄球を発射する実験も披露しました。

山本教授は、「3枚の紙を使って多面体を作る体験イベントは、パズル感覚で楽しめることから親子ともにかなり好評でした。“ルーローの三角形”の形をしたドリルを回すと四角形に削れる実験を不思議に思って興味を持つ方も多く、イベントの主旨に合った実験だったようで安心しました。これを機に、子どもにも理学部を身近に感じてもらえればうれしい」と語りました。「キャンパス・らぼ」の木村桂大さん(化学科4年次生)は、「洗濯のりや水など、身近なものを材料に使ったスライム作りは、子どもだけでなく大人も“懐かしい”と喜んでくれました。科学やものづくりを楽しむことの大切さを見直すこともでき、充実した時間を過ごせました」と話しました。また、SSE代表の浦野隆叡さん(物理学科2年次生)は、「ガウス加速器のブースでは、発射した鉄球を転がすコースにカーブを多めに設けるなど見ていても面白くなるよう工夫しました。その一方で、真空バズーカは機材の不調でうまくピンポン球を飛ばせなくなるトラブルもありました。今回の反省を次に生かしたい」と振り返りました。

なお、当日は工学部、チャレンジセンターなどもブースを出展。滝川洋二教授(東海大学教育研究所、NPO法人ガリレオ工房理事長)による「実におもしろい実験ショー」では、光や色の性質について、青色発光ダイオードなどを使って学ぶ実験を行いました。

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