数学科・山本ゼミの学生がデータ解析コンペティション成果報告会に出場しました

理学部数学科の山本義郎教授のゼミに所属する山田実俊さん(大学院理学研究科修士2年次生)、船山貴光さん(同)、河野克哉さん(4年次生)、服部敦さん(3年次生)が、3月13日にリクルートGINZA8ビルで行われたデータ解析コンペティション成果報告会に出場しました。この大会は、経営科学とマーケティングに関する研究の活性化を目的に、学術団体や研究機関で構成されている経営科学系研究部会連合協議会が1994年から開催しています。量販店の購買データなど、共通の実データをもとにして参加者たちが解析力を競うもので、加盟団体による予備審査会を勝ち抜いた18チームが一堂に会しました。

2月21日に行われた日本計算機統計学会データ解析スタディグループ部会における予備審査に山本ゼミからは2つのデータそれぞれに1チームが出場し、山田さんらは「売り上げ傾向による店舗の分類と購買傾向の分析と可視化」をテーマに発表しました。購買傾向が類似した店舗を見つけ、商品陳列などに各店舗の成功事例を生かすことで売上げを増やすシステムを構築した内容が評価され、最優秀賞を受賞。成果報告会への出場資格を獲得しました。

成果報告会では入賞こそ逃したものの、山田さんは、「数値を分析している途中で、『このデータは使えない』と気付くこともあり、泊まり込みで何度もやり直しました。成果報告会で入賞することができなかったのは、分析結果を発表したあとに行うマーケティング案を上手く発表できなかったからです。数値を分析する段階から今回の課題を意識して取り組みたいと思います」と振り返りました。

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