建学祭で化学実験教室を開催しました

理学部化学科では、11月1日から3日まで開かれた湘南キャンパス第62回建学祭の3日目に「化学実験教室」を開催しました。本学科の教職員と大学院理学研究科化学専攻の大学院生らが講師を務め、参加者に化学の楽しさを感じてもらうことを目的に、学園校友会主催のホームカミングデーのサテライトイベントのひとつとして毎年実施しています。今回は、近隣に住む小中学生や他学科の学生など約30名が参加し、スライムと線香花火の手づくり体験を行いました。

スライムづくりでは、15色ある水彩絵の具から好きな色を選んで薬品と混ぜ合わせ、赤や黄色など色とりどりの作品が完成。参加した児童からは、「混ぜ続けるとどんどん固まって面白い」「この色がいちばんきれいにできるよ」といった声が聞かれるなど、夢中になって実験を楽しんでいました。線香花火づくりでは細長い和紙に火薬を詰めて巻き、水を溜めたトレーの上で実際に火をつけ、誰がいちばん長く燃え続けるか競争して季節外れの花火を楽しみました。

今回初めて講師を務めた本専攻2年次生の馬部菜月さんは、「普段の研究では主にパソコンを使った化学実験のシミュレーションをしているので、子どもと触れ合う機会がなく対応できるか不安でしたが、無邪気に楽しんでくれる姿を見るうちにいつの間にか一緒に楽しんでいました」と笑顔で話しました。また、本学科の岩岡道夫教授は、「子どもでも簡単・安全に化学実験ができる内容を企画していますが、大人も童心にかえって楽しんでくださる方が多かった。同日に開催しているオープンキャンパスに訪れた高校生と保護者の方には、施設や設備も見ていただけるよい機会になりました」と振り返りました。

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