観光学部の田中教授が「日本レジャー・レクリエーション学会」の会長に就任しました

2026年4月、観光学部観光学科の田中伸彦教授が、日本レジャー・レクリエーション学会の会長に就任しました。田中教授は、2002年から同会の常任理事を務め、2023年には副会長に就任。長年にわたり学会の運営と発展に尽力されてきた功績が認められ、この度、会長として組織を牽引する重責を担うこととなりました。

日本レジャー・レクリエーション学会は、レジャー・レクリエーションに関するあらゆる科学的研究を行い、その発展と実践への寄与を目的として1971年3月に設立された学術研究団体です。現代の急激な社会変化に伴い、レジャー・レクリエーション研究の重要性は一層増大しています。従来の研究に加え、より広範囲で多角的な研究を推進し、「人間生活の質的向上」を目指しているのが本学会の大きな特徴です。そのため、本学会は研究者や専門家だけでなく、レクリエーション環境、組織、指導などに携わる多くの実践家が融合する「統合体」としての側面を持っています。現代から将来にかけての人類のニーズに応え、研究の質的変化を常に追求し続けています。

田中伸彦教授(観光学部観光学科)

田中教授は、「日本では『レジャー』という言葉は単純に『娯楽』という意味で使われることが多いと思います。しかし欧米などでは、古代ギリシャ時代にアリストテレスが指摘しているとおり、娯楽や休息とともに、自由時間に人間性(教養)を高める行為までを含んだ広い概念として受け止められています。そして現在「世界レジャー憲章」では、レジャーは、人間が自由に生きるための基本的人権の一つに位置付けられています。実は、学校(school)という単語は、古代ギリシャ語でレジャーを意味するスコレー(scholē)を語源としています。つまり自由意思のもと大学で学ぶという行為は、究極のレジャー活動なのです。観光という行為は、このレジャーという概念を土台として形成されています。
東海大学には体育学部にもスポーツレジャーマネジメント学科があることからもわかるとおり、日本のレジャー研究において本学は古くから重要な役割を担ってきました。会長就任をきっかけに、レジャー・レクリエーション学に関する国内・国際学術交流を進めていきたいと考えています。」と語っています。