観光学部は、9月24~27日の4日間、国内最大の国際展示場である東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催された「ツーリズムEXPOジャパン2026」に出展しました。「ツーリズムEXPOジャパン」は、観光産業の発展と地域経済の活性化を目的に、日本政府観光局等による主催のもとで世界の国々や地域、日本全国の観光関係者が一堂に会する世界最大級の展示会・商談会で、今年は18万人を超える来場者がありました。観光学部史上初の出展となる今回は、観光学を学べる大学等のみが出展できる「アカデミーエリア」に観光学部独自のブースを設け、ゼミ毎にパネル展示と学生発表を通じて研究内容や学修成果を紹介しました。



黒崎准教授のゼミは「ミクロネシア3国展」をテーマに、パラオ、ミクロネシア連邦共和国、マーシャル諸島共和国やバヌアツ共和国の観光行政関係者へのインタビュー調査等を報告。佐藤准教授のゼミは、ツーリズムの情報化をテーマに取り組んでいるインターネット・ツーリズムやデジタルサイネージの活用について展示や実機のデモで解説。小谷准教授のゼミは「OKINAWA NANJO」と題し、沖縄県南城市をフィールドに4つのプロモーションプランを提案。服部講師のゼミは「伝統祭礼による地域アイデンティティーの形成について」と題し、石川県能登町鵜川の伝統的な祭礼に参加し震災復興について検証した成果を紹介。遠藤講師のゼミは「古くて新しい、“歩く観光”」をテーマに、世界から持続可能な観光地として評価されている岩手県釜石市をフィールドとして取り組んでいるトレイルの取り組みを紹介。田中教授のゼミは「自然を活用した観光地のデザイン」をテーマに、未来のためのよりよい観光計画の学びを目指して取り組んでいる社会貢献の実践例を紹介。本田教授のゼミは「糸魚川における文化空間の活性化に向けて」と題し、新潟県糸魚川市にある谷村美術館、玉翠園、翡翠園に着目した地域活性化を検証。岡教授のゼミは「AIに取って代わられないホスピタリティ人材を目指す」をテーマに、観光産業で求められる人間の強みとしてのホスピタリティの品質評価に資する学修を提示しました。ブースでは、学生が日頃の学びの成果を来場者に向けて発表する時間も設けられました。途切れることなく来場者が立ち寄り、観光業界に携わる多くの本学・本学部の卒業生らもブースを訪れ、教員や学生と歓談する光景が見られました。



岡学部長は、「本学部は、観光学を学べる学部学科の中でも国内有数の学生数を誇り、観光高度人材育成のため学内の大学院進学(観光学専攻)の門戸も開いています。観光学部の人材育成に大きな期待を寄せてくださる国内外の関係者はもとより高校生に対しても東海大学観光学部のプレゼンスをさらに発揮するため、ツーリズムEXPOジャパンが東京で2年ぶりに開催された今回、満を持して初出展しました。多様な専門性を有する研究者と、共に学ぶ学生達が、分野・組織・地域等の垣根を越えて新たな価値を創造する“越境共創” に取り組んでいる教育研究成果をプロフェッショナル向けに発信したことで、出展後も続々と協働プロジェクト等のご依頼が寄せられています。これからも東海大学の教育理念に基づく社会的実践力の修得を目指し、観光・ホスピタリティ教育の推進と観光学研究の深化に向け、学生と一緒にチャレンジしていきたいと考えています」と話しています。
また、観光学部4年生でアメリカ・カリフォルニア大学リバーサイド校&ウォルト・ディズニー・ワールド留学インターンシッププログラムを修了し、プロフェッショナルサーティフィケート(ホスピタリティ&ツーリズム応用マネジメント)を取得している西山紗和さんは、学生審査員としてツーリズムEXPOのツーリズムアワードの審査に参加。西山さんは「規模や形態が様々な取り組みが審査対象であったため、改めて観光がすそ野の広い産業であることを再認識しました。また、今まで私は国策としての観光を授業や研究でよく見てきましたが、個人や団体単位での施策をあまり知りませんでした。そのため、より現場に近い個人や企業が様々な方法でアプローチし成果を上げ、よりよい観光の実現に貢献しているという現状を知ることができたこの審査員としての経験は、今後社会で観光に携わる身として貴重なものだったと考えています。今回の審査で知った観光の課題や新たな視点を、これからの研究や仕事の場に活かしていきたいです。」と話しています。