観光学科の橋本佳典ゼミナールに所属する学生が研修旅行で香港・深圳を訪問しました

観光学部観光学科の橋本佳典教授のゼミナールに所属する3年次生が、9月11日から14日まで、香港とシンセンを訪問しました。世界有数のハブ都市である香港や「中国のシリコンバレー」と言われるシンセンの空港や都市、文化を視察することなどを目的に毎年実施しているものです。

今回の研修には15名の学生が参加。初日は香港到着後すぐに、ANA香港支店を訪問し、ソニア・リー総務マネジャーから、ANAのサービスポリシーやLCCに対する戦略について説明を受けたほか、これから就職活動を始める学生たちに向けて「あきらめなければ、必ず成功する」と激励の言葉を受けました。12日には発展の著しいシンセンを訪問し、世界最大の単一コンテナターミナル「塩田国際コンテナターミナル」を見学しました。学生は膨大な量のコンテナや巨大なコンテナ船に圧倒されながらも、港やコンテナ船のコンピューター管理、人材育成について学びを深めました。次に東京・秋葉原の30倍の規模を持つとされる世界最大の電気街「華強北」を見学。シンセンが中国のシリコンバレーと言われる所以ともなっているこの街では、大きなビルの中に小さな部品店が密集しており、ビル内や街中にもドローンが飛行しています。学生たちはその独特の風景を驚いた様子で見学していました。

その後、世界最小軽量の製品を製造する技術力を持つ村田製作所のシンセン工場「深圳村田科技有限公司」を訪問。木村友香梨副課長から、「スマートフォンの部品数1000点中村田製作所の製品が800点搭載されている」といった説明を受けたほか、肉眼では認識できないほど微小なセラミックコンデンサの生産ラインを間近で見学しました。ロボットの導入によるより微細な技術革新に触れ、ものづくりにおけるスピードや機械化について学習しました。13日には航空貨物取扱量が世界最大の香港国際空港にある「Cathay Pacific Cargo Terminal」で最新の航空貨物施設を見学しました。渡部剛ANA貨物マネジャーから説明を受けた後、IT技術を駆使した貨物の管理システムやセキュリティを視察し、香港空港がアジア有数のハブ空港である要因を学びました。

参加した山田翼さんは、「今回の研修旅行では世界最大、最新、最小と言ったさまざまな世界最高水準の施設や技術を視察することができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。最新の施設や技術発展には、人材育成こそが重要なポイントであるとも感じました。また、私をはじめ学生の大半が初めての中国訪問でしたが、都市の整備が進む中で、最新の技術が導入されており、発展のスピードが日本を大きく上回っていることにも大きな刺激を受けました」と語りました。指導に当たる橋本教授は、「帰国後も参加者全員でリポートを書き、ゼミの中で今回の成果を確認し合いました。引き続き、ハブ都市機能の調査・研究に取り組んでいきます」と話しています。

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