観光学部の学生5名がウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートインターンシップに参加します

観光学部の学生5名が、2019年6月から20年1月まで、アメリカ・ディズニーワールドのインターンシッププログラムに参加します。これは、カリフォルニア州立大学リバーサイド校(UCR)がウォルト・ディズニー社と連携して実施する、海外大学生用の留学研修プログラムで、理論と実践の両面からホスピタリティ・ツーリズム分野のマネジメントを学ぶことを目的としています。参加学生はプログラムを通じてUCRの単位が取得でき、本学部の単位として換算されます。

参加にあたっては本学部の小澤考人准教授らが、学内の応募者の中から成績やTOEICのスコアなどをもとに候補者を推薦。英語試験や志望動機を書いた英文エッセイによる書類審査を合格した学生が、UCRとディズニー社の担当者との英語での面接に臨み、19年度のプログラムには3年次生の杉澤奏さん、本郷弥さん、2年次生の菊地那奈さん、藤本智子さん、吉澤樺恋さんの5名が合格しました。

観光学部がある代々木キャンパスでは、国際教育センターの矢部久美子講師ら教員が実践的な英会話などを指導するYoyogi Language Studio(YLS)があり、その環境を生かして学んだという菊地さんは、「日本の東京ディズニー・リゾートが大好きで、本場アメリカのキャストの視点から学びたいと応募しました。YLSの矢部先生から面接や英文エッセイについて丁寧に指導していただくとともに、ディズニー関連の書籍を読み込んだことで合格につながったと思います」と話します。湘南キャンパスにある言語学習のための施設「Global AGORA」を活用して学びを深めてきた杉澤さんは、「観光学部生は2年次から湘南から代々木キャンパスに移りますが、YLSに矢部先生たちがいてくれることで、授業の空き時間なども有効に活用して勉強ができました。高校時代から英語は好きでしたが、なかなか実践的な英会話を学ぶことができませんでしたが、湘南と代々木の環境や今回のインターンシッププログラムを生かして将来につなげたい」と意気込みます。学生たちを指導する矢部講師は、「英語での面接では想定外の質問に答える能力や自然な会話ができるかといったポイントがチェックされます。学生たちはYLSで緊張感のある中でも対応し自分をアピールできるよう訓練を重ねてきました。現地ではさまざまな国から来た参加者と生活することになります。ともに働く中でいいことも悪いことも、うれしいことも悔しいことも経験し、多くのことを発見してもらいたい」と期待を寄せています。

1年次生からAGORAに通い、国際教育センターが開講する「英語通訳基礎」や「総合英語力セミナー」の授業で英語力を磨いてきた本郷さんは、「ディズニーのキャストにあこがれて東京ディズニー・リゾートでもアルバイトをしてきました。インターンシップ合格を目指して履修してきた湘南での授業では、さまざまな学科の学生とともに学ぶことで視野も広げることができたと感じています。実家以外で暮らした経験がないので、アメリカでの生活は心配なこともありますが、自分の可能性を広げる機会にしたい」と語ります。

また、藤本さんと吉澤さんは、国際教育センターの中川浩講師らの講義で英語のスキルを高めるとともに、1年次生の時からも過去にこのプログラムに参加した先輩たちとの英語、ビジネス、異文化理解への勉強会を行ってきました。「将来、アメリカのディズニーに就職したいとこのプログラムに取り組んでいる東海大学を進学先に選びました」と藤本さん。吉澤さんは、「インターンシップに応募した時は、将来航空会社のCAを志望していたので世界トップレベルのホスピタリティを誇るディズニーワールドで自分のサービスでゲストに喜んでもらえるようチャレンジしたいと考えました」と振り返ります。二人は、「先輩たちが熱意をもって教えてくれる環境を生かして合格できました。現地ではさまざまなことにチャレンジして将来に向けて生かしたい」と意気込んでいます。

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