理学研究科(修士課程)

日本の科学技術の進歩は、世界のトップに位置するまでになった。このレベルを維持して世界で活躍し続けるには科学技術の基礎力を向上させることが必要である。すなわち科学技術を自らの手で開発し、それを改善・発展させる能力を向上させなければならない。そのためには応用を見据えた科学技術の基礎を学ぶことが重要である。理学研究科は科学技術の開発・発展に必要不可欠な基礎力を身に付けることができる研究科であり、数理科学専攻、物理学専攻、化学専攻の3専攻を設置している。各専攻では各分野の専門基礎的内容から順次学ぶことになるが、それは応用に発展することを見据えたものであり、社会に貢献できるものである。基礎分野をしっかりと研究することは、単に既成の技術を発展・改善させるだけではなく新しい発想の技術を創生することに繋がる。各専攻はこのようなことが達成できる先端的な研究を行い、適切な指導が行える研究者を擁している。理学研究科では社会のニーズを取り入れ、先端技術の開発を行い、文化の創造発展に寄与し、さらには人類の福祉等に貢献する深い学識を教授する。理学研究科は「専門に対応できる基礎力」、「総合的な判断力」、「プレゼンテーション能力」が身についた人材の育成を目指す。そのために学生諸君にはこれまで学んだ知識を基に、研鑽を積むことを勧める。講義を聴くことは当然必要であるが、興味や関心のあるテーマについて自分から研究を行う主体性を持つことが必要である。与えられた問題に答えるだけでなく、自ら問題を発見して解決し、それを論理的に説明することを心がけねばならない。また、教職を希望する学生のために3専攻すべてで対応できるカリキュラムも準備している。

教職関係はもとより、先端技術の開発を目指す企業も大学院を修了した学生を求めるようになってきている。日本の科学技術の基礎を支える教育者、研究者の必要性はこれから益々増大する。学生諸君には、基礎科学を身につけ、応用できるようなバランスのとれた人生観、世界観を確立して輝かしい成果をあげてもらいたい。

研究科の学位授与基準

修士の学位を授与する基準は次のとおりとする。

  1. (1)先端技術の開発、文化の創造発展、人類の福祉等に貢献できる深い学識を有し、高度な専門に対応できる基礎力と応用力を修得していること。
  2. (2)研究内容を理解し、論理的に説明するプレゼンテーション能力を修得していること。

研究科の学位論文審査基準

学位論文の審査基準は次のとおりとする。

  1. (1)指導教員の指導のもとで自身の力によって研究を遂行し、その結果をまとめたものであること。
  2. (2)研究内容に当該分野における新規性が認められること。
  3. (3)研究課題に関する知識や結果が整理されており、研究の背景、目的、実験・調査のデータの整理、結果に基づく結論・仮説、考察などが適切に記述されていること。