食生命科学科の2年次生の食品加工基礎実習でソーセージやチーズの試食を通して、食の魅力と技術を実感

農学部食生命科学科では、2年次生を対象に「食品加工基礎実習」を阿蘇くまもと臨空キャンパスで行っています。6月24日の実習では、これまでに学生たちが製造してきた食品の味を評価しました。

当日は学食で、実習で製造したチーズ入りのリオナソーセージとウインナーソーセージを、ベーコン入りのスープやパンとともに試食しました。あわせて、市販されているカマンベールチーズとセミハードチーズの食べ比べも行い、風味や食感の違いを体験的に学びました。

試食後は、塩味やうま味、食感などをスコアで評価する「食味試験アンケート」に取り組み、結果をレポートにまとめました。また、加工場で製造されたらっきょう等も提供され、食品加工の幅広さにも触れる機会となりました。

「食品加工基礎実習」では、製造だけでなく、味の評価や安全性、衛生管理といった多面的な視点から食品について学んでいます。学生たちは、食べることの背景にある科学や技術への理解を深めながら、実践的な力を身につけています。

農学部食生命科学科では、将来、食品製造や品質管理、商品開発などの現場で活躍できる人材の育成を目指しています。春学期に開講した本実習を通して、学生たちは確かな学びを積み重ねてきました。今後は、秋学期に「食品加工実習」が続けて開講する予定です。