阿蘇くまもと臨空キャンパスでは1月23日に、農学部食生命科学科(旧バイオサイエンス学科)の小野政輝教授が今年度で退職されることに伴い、最終講義が行われました。

天然物化学研究室を主宰する小野教授は、33年にわたり天然物化学、有機化学の分野で本学科の教育・研究を牽引してきました。特に生薬や農産物などの植物由来の新規機能性成分に関する研究では優れた成果をあげ、多くの学術論文を発表しています。
「東海大学での教員生活を振り返って」と題した最終講義では、「天然物化学」という研究分野を「ものとり屋」と表現し、「世界ではじめての物質を発見すること」の重要性について語られました。これまで卒業研究生や大学院生、共同研究者らとともに取り組んできた研究内容について、研究の背景や化合物の単離手法を交えながら、わかりやすく解説されました。2016年に熊本地震を経験したことより、阿蘇キャンパス、熊本キャンパス、現在の阿蘇くまもと臨空キャンパスにおける教育研究拠点の変遷についても力強く触れられました。
講義の終盤には、研究者・教育者としての歩みを振り返りながら、次世代を担う学生や若い研究者に向けて、チームワークや共同研究の大切さ、研究が思うように進まないときでも気分転換を取り入れながら粘り強く取り組むことの重要性について、熱いメッセージが送られました。
最後には、花束と記念品が贈呈され、集まった教職員や学生、卒業生から、長年の功績に感謝を込めた温かい拍手が贈られました。 なお、本最終講義は学科主催のFD・SD活動の一環として実施され、受講生以外の学生や教職員、卒業生らも参加しました。






