Three Café1周年記念シンポジウムを開催しました

2月13日(土) 国際文化学部の学生グループ「地域カフェ研究会」が運営しているカフェ「Three Café(スリーカフェ)」で「オープン1周年記念シンポジウム」を開催し、地域住民の方々約20名が参加しました。

「Three Café」は、学生グループ「地域カフェ研究会」が石山商店街に2014年11月にプレオープンさせ、2015年2月14日に本格開業したものです。(1月現在総来店者数4,000人超)同グループは2014年に市内の商店街活性化を目的に札幌市が開催した「商店街活性化学生アイデアコンテスト」に応募。地域づくりの担い手を地域の中から発掘するために、地域住民同士の”交流”や地産品の魅力を”発信”する「地域『交信』カフェ」を提案しました。
今回のシンポジウムは、この1年間の「Three Café」の歩みを振り返り、これまでの活動と今後の展開など、地域の皆さまを交えた意見交換の場として開催したものです。

第1部パネルディスカッション「それぞれの立場からみたスリーカフェ」では、石山「若者会」代表 府川要 さんが「スリーカフェの店員さんはお客さんの名前や特徴などをメモし、憶えています。またまちを通りがかった時や地域イベントで住民にお会いした時にも元気な挨拶してくれるなど、お客さんではなく、1人の人間として接する姿勢が素晴らしいと思います。スリーカフェが地域住民の憩いの場になっているのは、そういった人と人とのふれあいが要因だと思います」とコメント。

また第2部の地域住民の方々との意見交換会では

「スリーカフェが開店してから商店街に活気がでました」
「仕事帰りにカフェに寄るのが日課です。学生さんとお話することで元気をもらえる気がします」
「カフェの営業だけではなく、地域イベントの協力もしていただいています。皆さんは地域に不可欠な存在です」
「こんなに地域に協力していただき本当にありがたいです。しかし、学生さんはお勉強が本業だと思いますので、先輩の後を引き継ぐ学生さんには、あまり無理せず自分のペースでの運営をお願いしたいです」

といった意見がありました。

シンポジウム終了後は、地域の方々からスリーカフェの創設メンバーの写真が印刷されたマグカップが贈呈され、運営を引き継ぐ新メンバーの紹介もありました。スリーカフェは2016年度も新メンバーが中心となり、地域に密着した活動を展開します。

■開催概要

日時:2016年2月13日(土)13:00~15:00
会場:Three Café(札幌市南区石山1条3丁目1-35)
内容:全体タイトル:「大学における地域連携への二つのホンネ――地域から大学へ、大学から地域へ――」
第1部:パネルディスカッション:「それぞれの立場からみたスリーカフェ――これまでの『交信』を振り返って」

【登壇者】
①商店街の立場から(比内武光 氏:石山商店街振興組合事務局)
②石山の「若者」の立場から(府川要 氏:石山「若者会」代表)
③お客さんの立場から(石中孝行 氏:地域有識者、札幌市南区常盤地区体育振興会・元会長)
④地域ボランティアの立場から(古内一枝 氏:石山商店街振興組合女性部)
⑤指導教員の立場から(植田俊:東海大学国際文化学部地域創造学科 特任助教)

第2部:意見交換会:「石山地域とThree Caféの未来を展望する――さらなる『交信』をめざして」
①参加者との意見交換(30分)
②引継ぎ式:記念品贈呈、Three Café新メンバーの紹介
③新メンバーの決意(鈴木 麻文:国際文化学部 地域創造学科3年)
④卒業メンバーの期待(初代代表・村井健太郎:国際文化学部 地域創造学科4年)
⑤地域の願い(古内一枝:石山商店街振興組合女性部)

【関連サイト】

地域カフェ研究会フェイスブック

石山地区ポータルサイト「石切の里いしやま」

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