札幌キャンパスの学生が冬季アジア札幌大会にボランティアとして参加しています

札幌キャンパスの国際文化学部地域創造学科の学生が、2月19日に開幕した「第8回アジア冬季競技大会(2017/札幌)」(冬季アジア札幌大会)の選手村であるアパホテル&リゾート〈札幌〉でのボランティア活動に参加しています。地域創造学科では、北海道マラソンのボランティア活動など、社会貢献活動・地域貢献活動に取り組んでいます。今回の活動も、こうした取り組みの一環で、本学科が開講する「地域創造インターンシップB」として実施するものです。

同授業は学外における町内会やNPO法人、行政機関、教育機関などの現場での業務、特に指導的な立場や企画・運営などを無償で体験することで、地域の活性化や将来の職業選択へ理解を深めるものです。また、日ごろ座学で学修している内容を、現場の視察もしくは体験を通じて、学修の理解を深められ、社会から必要とされるにはどのような能力を修得しなければならないかを学ぶことを目標としています。今回は履修した35人の学生が参加し、大会事務局からの依頼に沿って選手村における各国代表選手の案内や輸送手段の手配といった業務にあたっています。

また、午後4時から札幌ドームで開会式が行われた19日には、学生たちは午前中から選手村に集合。大会事務局から割り振られたボランティア業務に従事しながら、開会式を終えて戻ってくる選手たちを迎えようとホテル前に前日から用意した台座にキャンドルを灯しました。ほかにも授業を担当する植田俊助教の指導で、近隣の藻南商店街を巡る「商店街ツアー」や、選手村内での吹奏楽部による演奏会やよさこいサークル「祭屋」による演舞なども企画。大会が終了する26日まで、各国代表チームの選手らに大会を楽しんでもらうとともに、スムーズに運営できるよう協力を続けていきます。参加する学生のうち、キャンドル点灯作業にあたった加藤仁也さん(3年次生)は、「運営ボランティアとしては選手村のサービスセンターで代表チームが使う車両の手配などを担当しています。自分自身も札幌市の出身で、キャンパスのある地元で国際的な大会があり、注目も大きいので頑張りたい」と話します。また中川和斗さん(同)は、「真駒内アイスアリーナで行われるフィギュアスケートでは、表彰式の補助も務めます。選手の皆さんによろこんでもらえるよう業務に臨みたい」と意欲を見せていました。

指導する植田助教は、「本学科の学生は運動部に所属する“プレーヤー”が多くいますが、スポーツの大会がどのように運営されているのか実践的に知る機会は限られています。学生たちには、1週間の大会を行うのに何が必要なのか、トップアスリートが実力を発揮するために裏方がどのような仕事をしているのか、ボランティアを通じて学んでもらいたい」と期待を寄せています。

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