デザイン文化学科の「住宅構法」で製作した模型の展示会を行いました

札幌キャンパスで11月22日から29日まで、国際文化学部デザイン学科が開講する授業「住宅構法」(担当教員=渡辺宏二教授)で学生たちが製作した在来軸組模型の展示会を行いました。住宅構法は、暮らしにとって大切な住宅を安全で快適な空間としてつくるための技術体系。授業は、快適な居住環境を実現するために、その体系についての基礎的な理解を得ることを目的としています。木造住宅の中で最も基本的な在来軸組構法を中心に建築部材構成の仕組み、仕上げとその詳細、住宅を計画する上で重要なモデュール(基準尺度)の歴史と現在の考え方について学ぶものです。また、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、組積造(コンクリートブロック造)などの一般構造についても学びます。

今回展示した模型は、日本で古くから発達してきた木造構法の流れを引き継いだ「在来軸組」について理解を深めることを目的に製作したものです。学生たちは約2週間かけて材料の削りだしから組み立てまで一つひとつ作業を進めてきました。展示会では本キャンパス「メッセ」の玄関ロビーにおよそ20個の模型が並び、通りがかる学生や教職員、キャンパスへの来訪者からの注目を集めていました。履修学生の一人である小林大樹さん(2年次生)は、「材料の作成でも、部品ごとに切り出す角度が違い、細かい部分を整えるのが大変でした。しかし、形に残るものなのでいかにきれいに仕上げられるか考えながら作業を進めました。これまで家具の製作にも挑戦してきましたが、建築は初めて。将来は建築士を目指しているので専門的内容の基礎に関する授業が受けられて、集中して取り組んでいます」と話していました。

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