医学部付属病院では11月18日に、大規模災害を想定した野外調理器による炊き出し訓練を行いました。院内の調理施設が使用できなくなった場合の調理環境や設備の検証、職員の災害対策への意識向上を目的として、栄養科が中心となって毎年実施しているものです。当日は、病院事務部や看護部、診療技術部、薬剤部から29名が参加し、約200名分の豚汁やおにぎり、職員用の災害食(サバイバルフーズ)を調理。また、本病院の患者食の調理を委託している富士産業株式会社の協力を得て、同社が所有しているキッチンカーで、完全調理済食品の加熱も行いました。伊勢原キャンパスの教職員や学生らが訓練を見学し、試食しました。
調理を担当した職員は、「物品の運搬から野外調理器での調理、提供までの一連の流れを通して、災害時に自分がどう動けばよいかを考えるきっかけになりました」「野外調理器の運搬と組み立てが大変でしたが、試食した人から”美味しい”という声が多く聞かれ、頑張ってよかった」などと感想を話していました。