吹奏楽研究会が「盛り上げよう!大学吹奏楽!」に参画しています

湘南キャンパスの吹奏楽研究会では、全国79大学の吹奏楽団がWEB会議システム「Zoom」を通じて情報交換や指導者によるトークセッションなどを行う「盛り上げよう!大学吹奏楽!」の取り組みに参画しています。6月6日のトークセッションでは、本研究会の音楽監督を務める加養浩幸客員准教授(教養学部芸術学科音楽学課程)が講師を務めました。

「盛り上げよう!大学吹奏楽!」は、3月に東京、大阪で開催を予定していた本学を含む東西15大学による「大学ジョイントコンサート2020」が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止となったことから、関西大学吹奏楽部の呼びかけで始まりました。各大学の代表が運営を担い、SNSなどを通じて全国の大学から参加者を募り、5月から毎週末、各大学の指導者によるトークセッションや交流会などを開いています。

6日のトークセッションは本研究会が運営を担当。12大学から約60名の学生が参加し、丸山雄樹主将(理学部4年次生)が進行役を務めました。参加者から寄せられた「人生を変えた1曲はありますか?」「これまで指導・審査してきた中で印象に残っている団体は?」「高い音域を出すための練習方法を教えてください」といった質問に加養監督が回答。作品の著作権やおすすめの楽曲、教員を目指す学生へのアドバイスなど、多岐にわたるテーマについて語りました。また、参加者に向けて、「課外活動の自粛や全日本吹奏楽コンクールの中止など厳しい状況が続いていますが、だからこそオンラインで全国の学生同士がつながることができたのではないでしょうか。ここでの出会いが転機となる人もいるかもしれません。この縁を大切に、少しでも長く楽器を続けていってもらいたい」と語りかけました。参加者からは、「将来は高校の教員を志望しているので、今回お話しいただいた内容を生かして頑張りたい」「私は学生指揮者なので、スコアや曲の話がとても勉強になりました。音楽の素晴らしさを再確認することができました」「加養先生の指揮で演奏できる日がくるのを楽しみにしています」といった声が聞かれました。

丸山主将は、「私にとっては大学最後の1年なので、コロナ禍でも同期や後輩に何か残したいという思いから、この取り組みに参加しています。全日本コンクールが中止となり落ち込んでいる学生も多いので、こういったイベントをきっかけに少しでも前向きな気持ちになってもらえたらうれしい。これまでつながりのなかった大学も参画してくれているので、リモート合奏や収束後の演奏会開催など、新たな企画も考えていきたい」と話しています。