国際コミュニケーション学科の学生がシンガポールの高専生とオンライン交流会を実施しました

国際文化学部国際コミュニケーション学科では12月23日に、シンガポールの国立技術高等専門学校「テマセク・ポリテクニック」の学生とオンライン交流会を開催しました。日本政府が推進する対日理解交流プログラム「JENESYS2020」の一環で、同プログラムの運営を担う一般財団法人日本国際協力センター(JICE)と本学が2015年に結んだ「国際協力・国際交流を推進するための連携協力協定」に基づいて開いたものです。WEBビデオ会議システム「Zoom」を使用し、日本とシンガポールの文化や両大学について紹介し合いました。

当日は、国際コミュニケーション学科の学生有志15名、テマセク・ポリテクニックの学生有志16名が参加。まず、本学科の学生たちによる進行のもと、両大学の学生たちがスライドや動画を使って自校の歴史や国際交流の実績などを英語で紹介しました。その後、Zoomのブレイクアウトルーム機能を使い、4、5人のグループに分かれてフリートークを実施。新型コロナウイルス感染症について、両国の感染者数や拡大防止策などを話し合ったほか、札幌市とシンガポールの気候の違いや学生生活についてなど、さまざまなテーマについて自由に話し合いながら交流を深めました。

交流会で本学の学生代表を務めた石川実佳さん(4年次生)は、「今年2月に対日理解交流プログラムの一環でシンガポールを訪れた際、多くの人が英語や中国語、マレー語、タミル語など複数の言語を話せることに驚きました。語学力を身につけるにはどうすればよいかを尋ねると、”友人をたくさんつくり、その言語で会話を続けることが大切”だと言われたので、今回の交流会をとても楽しみにしてきました。新型コロナの影響で国際交流が難しくなる中、貴重な機会に参加できたことにとても感謝しています」と語りました。指導に当たったマーク・ハミルトン教授は、「学生たちは今日のために多くの意見を出し合いながら、準備を進めていました。留学に興味のある学生も多くいるので、シンガポールの学生たちと笑顔で交流する姿はとても印象に残りました。新型コロナの影響もあって留学ができず、暗い気持ちになってしまう学生もいると思いますが、今回のような国際交流が自身の将来を夢見るきっかけになればうれしい」と話しています。