「第67回建学祭」をオンラインで開催しました

湘南キャンパスでは11月1から3日にかけて、「第67回建学祭」をオンラインで開催しました。今年度のテーマは「RESTART」で、新型コロナウイルス感染症の拡大により中止となった昨年度の建学祭や、さまざまなことが制限される日々の中で、新たな日常へ「再出発」しようという思いが込められています。今回は新型コロナの感染拡大防止の観点から「完全オンライン」での開催で、YouTubeでのライブ配信を実施。また、11月1日から4日にかけては、学生の日ごろの活動の成果をオンデマンドで配信しました。

湘南キャンパスの2号館大ホールから生配信した開祭式では、内田晴久副学長があいさつし、「昨年度、コロナ禍で中止となってしまった建学祭が、今年度はオンラインという新しい形で開催されることを大変喜ばしく思います。開催に向けて学生の皆さんが一致団結して取り組んだ経験は、必ず今後の財産になります。対面形式での開催はできませんでしたが、オンラインを通じて、同じ東海大学に通う学生がどのような活動をしているかぜひ見てみてください」と語りかけました。

期間中は、YouTubeを通じてさまざまな企画を配信しました。スチューデントアチーブメントセンター「3.11生活復興支援プロジェクト」は「防災教室」と題し、日ごろの活動の様子を報告するとともに、段ボールなど身近なものを使って遭難時に役立つグッズを制作。「東海ミスコンテスト」では3名の女子学生が特技やお気に入りのファッションコーデなどを披露し、実行委員長ら審査員とオンラインの視聴者による投票を行いました。オンデマンド配信では、文学部日本文学科古典文学研究会が所有する平安装束の着付けや、ソングリーダー部によるチームワークのとれた踊りなどを披露しました。

閉祭式では山田清志学長が開催まで準備を進めてきた建学祭実行委員会の学生たちをねぎらい、「従来と形を変えて無事に開催することができて安心しました。オンラインでの開催は、キャンパスを訪れることが難しい遠方の方にも楽しんでいただけたのではないでしょうか。次年度以降はオンラインのメリットを残しつつ、近隣住民の方をはじめ多くの人に湘南キャンパスに足を運んでもらえるようになることを願っています」と語りました。建学祭実行委員会委員長の佐藤純平さん(情報理工学部4年次生)は、「初めてのオンライン開催で準備の段階からさまざまな苦労がありましたが、臨機応変に対応して本番を迎えることができました。期間中は、機材トラブルにより放送の一時中止などがあったものの、すべての企画をライブ配信できて安心しました。対面での実施ができなかったことは残念でしたが、周りの友人から“ライブ配信やオンデマンド配信を見た”という連絡がきてうれしかった」と振り返りました。また、今年度掲げたテーマについて触れ、「学生が連携して準備し、建学祭を知らない1、2年次生に建学祭の楽しさやさまざまな活動を伝えることができました。テーマに込めた思いの通り、コロナに打ち勝つことができたと感じています。この建学祭を機に、さまざまな活動へのRESTARTを切ってほしい」と話しました。