静岡キャンパス女子硬式野球部創設に関する記者会見を実施しました

静岡キャンパスでは6月6日に静岡市産学交流センター「B-nest」で、女子硬式野球部創設に関する記者会見を実施しました。プロ野球界では女子チームが発足し、全国高校女子硬式野球連盟に加盟する学校は昨年度時点で43校まで増えた一方、全日本大学女子硬式野球連盟加盟校は13大学にとどまり、高校卒業後に競技を続けられる環境は十分ではありません。本学でも、2021年度に静岡キャンパス内の付属静岡翔洋高校に女子硬式野球部を創設し、大学進学後も競技継続を希望する部員が複数名いるといった背景から来年4月の創設を決めました。なお、県内で女子硬式野球部を創設するのは日本大学国際関係学部に続いて2大学目、本学全8キャンパスの中では初めてです。

記者会見では内田晴久静岡キャンパス長、女子硬式野球部部長就任予定の加藤和美准教授(海洋学部)、監督就任予定の弓桁義雄教諭(静岡翔洋高中等部)が登壇。初めに内田キャンパス長が、「学生たちが主体的に取り組み、多様な経験を積むことは、社会に出て活躍していくうえで役に立つと考えています。野球をやりたいという女子学生が静岡で大いに活躍し、地域活性化という意味でも大きな役割を果たしてくれると期待しています。ぜひ地域の皆さまにも応援をお願いしたい」と創設の経緯を語りました。続いて加藤准教授は、「英語教員として勉学の面でもサポートし、文武両面で学生たちを支えていきたい。全国から入学してくる学生たちとたくさんの思い出をつくっていけるのではとワクワクしています」と話しました。静岡翔洋高女子硬式野球部の監督も務める弓桁教諭は、「静岡翔洋高に女子硬式野球部を創設して4年目を迎え、3名で発足したチームが今では81名の部員が所属する全国でも屈指の人数を誇るチームに成長しました。当初の想像を遥かに超え、こんなにも野球をやりたい生徒がいるんだと感じています。大学や社会人で野球を続ける環境はまだまだ少ない中で我々東海大学がその任を果たし、プロや指導者を目指す学生を育てるとともに、野球を通して社会で活躍できる人材を育成していきたい」と意気込みを語りました。

会見後には質疑応答を行い、指導体制や今後の目標などについて多くの質問が挙がりました。弓桁教諭は、「来年度、11名の部員がそろえば全日本大学女子野球選手権大会への出場が可能になります。硬式野球経験者だけではなく、ソフトボールや軟式野球の経験者、大学で新たに挑戦したいという未経験の学生も広く募集し、高校同様、“笑顔で日本一”を目標に学問とスポーツの文武両道で頑張っていきます」と話していました。