2021年度秋学期の九州キャンパス学位授与式を挙行しました

九州キャンパスでは熊本校舎松前記念総合体育館で3月19日に、2021年度秋学期学位授与式を挙行しました。今年度は大学院農学研究科(修士課程)13名、経営学部174名、基盤工学部91名、農学部170名の計448名に学位記を授与しました。今回の式典では、十分な新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で、午前に大学院農学研究科と農学部、午後に経営学部と基盤工学部の2部制で実施。式典の様子はオンラインでも配信しました。

式は冒頭で、荒木朋洋九州キャンパス長が開式の辞を述べ、「新型コロナ禍で学生諸君は2年間にわたって不自由な生活を強いられましたが、この体験はこれからの人生において決して無駄ではありません。きっと貴重な体験として人生の糧となるでしょう。また、本学は4月から全学的な学部学科の改組改編を実施し、九州キャンパスには文理融合学部が誕生します。23年度には農学部の新しい学び舎として九州キャンパス臨空校舎が完成するなど、大きく発展していきます。卒業生の皆さんも、これからも本キャンパスを見守ってください」と呼びかけました。その後、荒木九州キャンパス長が大学院と各学部の総代に学位記を手渡しました。学位記はグローバルな時代で活躍する人材となるよう願いを込めて和文、英文の2種類が授与されており、本キャンパスの448枚を含めたすべての学位記に山田清志学長が直筆で署名しています。また、学業や課外活動で顕著な成績を収めた学生に総長賞などの各賞も授与しました。

式辞では、山田学長が英語でスピーチ。保護者らへの感謝や卒業生たちへの激励のメッセージに加えて、「SDGsに掲げられている地球的課題、新型コロナを含む世界の医療問題に加え、今、世界が激しく抗議をしているウクライナ情勢は、グローバルな視野による解決を必要とする重大な課題です。我々がこれらの問題を解決するためには、国境をこえ、世界中の人々と手を取り合って立ち向かう必要があります。皆さんにはぜひ東海大学で培った知識や技術を活用し、地球市民、世界連帯の一員としてこれからの人生を歩んでいっていただきたい」と語りかけました。最後に、ジョン・レノンの『イマジン』の一節を紹介し、「この曲を通して平和の大切さを感じてください。まさに『Think Ahead, Act for Humanity』です。皆さんの希望に満ちた世界への門出を心からお祝いします」と話しました。

続く祝辞は、午前の部は農学研究科の小野政輝研究科長と農学部の岡本智伸学部長が、午後の部は経営学部の木之内均学部長、基盤工学部の藤本邦昭学部長が登壇。それぞれに卒業生に向けたはなむけの言葉を送りました。また、卒業生代表による謝辞では、午前は農学研究科を修了した加藤紗優里さん、午後は経営学部観光ビジネス学科を卒業した久保拓斗さんが、それぞれのキャンパスライフを振り返りながら将来に向けた決意を述べました。

式典終了時には、会場の出口で荒木九州キャンパス長や各学部長、研究科長らと教職員が見送る中、卒業生たちが退場。キャンパス内で山田学長、荒木九州キャンパス長らと記念撮影する様子も見られるなか、学生たちは各学科に分かれて学位記などが授与され、学び舎を後にしました。