農学部食生命科学科の安田伸教授がタイの国際会議に招待講演、「ヤーコン茶の抗酸化特性」について紹介

本学農学部では、国際的な学術交流の推進を重視し、これまでにアジア圏の大学や研究機関より交換教員や交換留学生の受け入れを通じて、積極的な学術交流と親善交流を継続しています。

3月28日(木)、農学部食生命科学科の安田伸教授がタイ王国のチェンマイに位置するラジャマンガラ工科大学ランナー校科学農業技術学部(Faculty of Science and Agricultural Technology, Rajamangala University of Technology Lanna (RMUTL))が主催する、現地およびオンラインで開催された「学生のための科学と農業技術に関するバーチャル国際会議2024(Virtual International Conference on Science and Agricultural Technology 2024 (VICSAT 2024) for students)」に招待され、講演の講師を務めました。この会議は、「食料と持続可能な農業における現在のイノベーション(Current Innovation in Food and Sustainable Agriculture)」をテーマに掲げ、国内外から複数の研究者らが演者(Keynote Speaker)として招聘されました。

安田教授はオンラインで参加し、「日本の健康志向食品ヤーコン茶の抗酸化特性の探索(Exploring Antioxidant Properties of Yacon Leaf Herbal Tea as a Health Food in Japan)」をテーマにした講演を行いました。農学部において共同研究者らや学生らと研究に取り組んできた農作物のヤーコンについて紹介し、特にヤーコンの葉の抗酸化作用に関する研究成果を発表しました。ヤーコンはタイ北部の山岳地帯のチェンマイでも栽培されており、この講演を通じて、ヤーコンが健康志向食品としての潜在的な価値を示すことができました。このような国際会議は、農学や食品科学研究における国際交流と話題提供を促進するうえでも重要な場でもあります。

また、本学農学部では、アジア諸国における食料・農業問題について研究成果を共有し、研究者間の交流を深める目的で、国際会議「アジア農業シンポジウム」を定期的に開催しています。