3.11生活復興支援プロジェクトが大船渡市の越喜来小学校で「夏のこども教室」を開催

東海大学チャレンジセンター・3.11生活復興支援プロジェクトが8月19日に、大船渡市の越喜来小学校で「夏のこども教室~竹を使ってつくろう!あそぼう!~」を開催しました。本プロジェクトでは2011年3月の東日本大震災発生直後から、大船渡市三陸町越喜来泊地区に応急公民館を建設したほか、地域交流イベントの開催や復興まちづくりに積極的に協力するなど、さまざまな支援活動を継続的に展開してきました。今回のイベントは、復興が進む被災地において震災前のコミュニティーが戻りつつある中、このつながりを今後も維持することや子どもたちに地元への愛着を持ってもらおうと企画したものです。

プロジェクトでは今年3月に泊地区の住民を対象にアンケートを実施。地元の魅力やニーズを把握し、「小学生たちに地元の思い出を残してもらうために、普段の学校生活ではできない活動にしよう」と準備を進めてきました。今回はプロジェクトメンバー10名が現地入り。参加した約20名の小学生たちとともに、流しそうめんの樋(とい)づくりや竹ぽっくり、水鉄砲づくりに取り組み、完成後はそうめんを味わいながら、完成した竹のおもちゃを使って遊びました。

本プロジェクト泊地区リーダーの杉山愛さん(政治経済学部経営学科3年次生)は、「私たちのプロジェクトではこれまで泊地区に建設した交流施設である『結っ小屋』をベースに活動してきましたが、今回初めて地区の小学校でのイベント開催ということで、連絡や調整などに手間取ることもありました。ただ、住民や学校の先生方が協力してくださったことで、子どもたちとともに学生がイベントを楽しむことができました。個人でものを作るだけでなく、学年を越えて助け合いながら工作や遊びを楽しんだことで、子どもたちの中に新しいコミュニティーが形成され、将来につながってくれればうれしい」と話しています。

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