動植物園プロジェクトが「ハロウィンイベント」に協力しました

東海大学チャレンジセンター・ユニークプロジェクトの動植物園プロジェクトが10月28日に熊本市動植物園(熊本県熊本市)にて行われた「ハロウィンイベント」(主催:熊本市動植物園)に協力しました。

本イベントは「アニマルウェルフェアの一環として参加者に給餌方法について知ってもらうことでチンパンジーの現状や動植物園での活動を広める」ことを目的に実施され、本プロジェクトは今回で2回目の協力となりました。

当日はチンパンジーへのエンリッチメント給餌を行いました。エンリッチメント給餌とは、動物が本来持っている行動の発現を促すための給餌方法であり、小さく切った野菜や果物にひもを通し、飼育スペースの様々な場所に吊るすなどして餌を食べにくくし、探査の時間を延ばし退屈な時間を減らすことで、動物たちのストレスを軽減する方法となります。チンパンジーの場合は野生下では餌を探すことに日中のほとんどの時間を費やしているため、この給餌方法が実施されています。今回のイベントではエンリッチメント給餌と合わせて、事前に本プロジェクトが阿蘇で植え付けを行ったジャンボカボチャをジャックオランタンの形に加工し、ハロウィンらしく飾りつけを実施し、チンパンジーたちが餌に飛びつき飼育舎を走り回る姿を見ることができました。

来場者からは「チンパンジーが喜んでいる時や興奮している時の声を聞くことができて良かった」「エンリッチメントの効果を見ることができて嬉しかった」などの声が上がりました。

プロジェクトメンバーの富澤有由さん(農学部応用動物科学科3年次生)は「大学の講義で学んだことを実践することができ、学びを深める良い機会となりました。また、飼育員の仕事を間近で観ることができ、将来の就職に関する視野が広がりました。」と語りました。