湘南キャンパスで活動するスチューデントアチーブメントセンター「サイエンスコミュニケーター」が、12月4日に神奈川県秦野市・大根公民館で科学実験教室を開催しました。同館から依頼を受けたもので、当日は約10人の子どもとその保護者に科学の魅力を伝えました。
サイエンスコミュニケーターは、「子どもたちの理科離れ」を解決しようと科学館や学校などで科学実験イベントを開いてきましたが、昨年度からは新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、対面での活動を自粛してきました。今回の催しは、1、2年次生にとっては初めての対面イベントとなることから、1カ月前から何度もリハーサルを重ねてきました。迎えた当日は、真空実験や振動を加えると水の色が変わる「色彩振動実験」などを披露。子どもたちからは、「すごーい!」「もう一回やって!」と大きな歓声が上がっていました。
メンバーの菅生拓登さん(工学部機械工学科2年次生)は、「これまでオンラインで科学実験を披露したことはありましたが、当日はとても緊張して早口になってしまう場面もありました」と苦笑いを浮かべ、野元涼さん(理学部化学科1年次生)も「子どもたちの反応やその場の空気に合わせて実験を披露するのは難しかった」と振り返ります。それでも2人は、「子どもたちの笑顔が見られて、とてもやりがいを感じました。反省点を見直し、次のイベントにつなげたい」と意欲を語り、広報を担当する深沢健大さん(文学部文明学科2年次生)は、「本プロジェクトではこれからもさまざまなイベントを企画しているので、ぜひ多くの人に足を運んでほしい。今後もより面白い実験を見せられるよう準備をしていきます」と話しています。