エスコンフィールドHOKKAIDOでのプロ野球公式戦で「東海大学DAY」を実施しました

東海大学では8月23日に、エスコンフィールドHOKKAIDOで行われたプロ野球公式戦・北海道日本ハムファイターズ対東北楽天ゴールデンイーグルスの試合を「東海大学DAY~Once in a blue moon night~」としてサポート。ファイターズの事業運営会社である株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントの協力を得て実現したもので、学生や教職員がイベントの企画・運営を担当しました。

体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科の学生たちは、前日の22日に球場でチケット販売や手荷物検査、座席案内、ゴミ拾いなどのボランティアに従事し、試合運営の裏側を体験しました。また、「スポーツ&レジャーインターンシップ」の授業を履修している学生は、本部業務も担当しました。23日は6つの班に分かれて準備してきたさまざまな企画を実施。開場に合わせて設置したプロモーションブースでは、不要になったユニホームやTシャツを持参した来場者とエコバックを制作するワークショップを行いました。ブースを担当した斉藤美波さん(3年次生)は、「湘南キャンパスで大学バスケットボールのリーグ戦をホームゲームとして運営する際に、賞味期限が近くなった食べ物を寄付する“食品ボックス”や、リサイクルを呼びかけるといったエコ活動をしてきました。これまでの経験を生かし、他のプロスポーツチームでも行われているエコバックづくりを参考に企画を考えました。多くの方に参加してもらえてうれしかった」と語りました。

試合前には卒業生でファイターズに所属する伏見寅威選手(体育学部2012年度卒)が学生たちを激励。「自分の大学生活はとても充実していて、プロに入るという目標をかなえられた4年間でした。皆さんも目標や夢を大事にして大学生活を送ってください」とエールを送りました。その後はグラウンドに移動し、学生と教員が「東海大学DAY」のボードを掲げて走る「ベースランニング」を実施。全体統轄の岸駿人さん(2年次生)と増子千夏さん(3年次生)がファイターズの山田遥楓選手と細川凌平選手に花束を手渡しました。続いて、学生が卒業生の動画クリエイターとともに制作したCMが大型ビジョンに映し出され、ラグビー日本代表のリーチマイケル選手(体育学部10年度卒)がメッセージを寄せました。始球式では、エスコンフィールドHOKKAIDO内にある「tower eleven hotel / onsen & sauna」を運営する株式会社SQUEEZE代表取締役CEOの舘林真一さん(政治経済学部12年度卒)が登板。力強いボールを投げ込み会場を沸かせました。5回終了時には、本学科生に付属札幌高校柔道部の3年生も加わり、球団オフィシャルチアチームのファイターズガールとともに「YMCA」のダンスを披露。7回終了時には大型ビジョン抽選会も行い、当選者に選手のサイン色紙や東海大学タオルセットなどを手渡しました。

学生の指導にあたった大津克哉准教授は、「本学科はスポーツやレジャーを通して“みんなを笑顔にし、生活を豊かにするには?”をキーワードに授業を展開しています。学生たちはボランティアとして試合を支える裏方の仕事を体験させてもらうだけではなく、観客の方々に楽しんでもらえる企画を立案、運営し、さらに演者として観客の顔を見ながら盛り上がりを体感することも経験しました。イベントが出来上がるまでにはさまざまな人が携わり、周到な準備がされていることを感じてくれたのではないでしょうか。今回学んだことを今後の授業や実習で発揮してくれると期待しています」と語りました。岸さんは、「試合の裏側ではこんなにも多くの人が携わっているのだとあらためて知るとともに、今年オープンしたばかりのエスコンフィールドHOKKAIDOのファンを楽しませようとする演出を身を持って感じることができました。今後、大学クラブのホームゲームの運営などにも取り入れられる学びがたくさんありました」と充実の表情を見せていました。

なお、当日は札幌キャンパスの学生や教職員によるさまざまな企画も実施しました。詳しくはこちらをご覧ください。