湘南キャンパスで7月27日と8月20、21日に、神奈川県内の高校生を対象としたインターンシップを実施しました。この取り組みは、高校生の働く意欲や勤労観、職業観を育み、将来のキャリア選択に役立ててもらおうと、神奈川県教育委員会が実施している高校生インターンシップ事業に協力したものです。7月27日にはスポーツプロモーションセンターで、8月20、21日には松前記念館で実施しました。
松前記念館でのプログラムには、両日合わせて12名の高校生が参加。博物館・美術館の専門職である学芸員の仕事について、学生とともに学んでもらおうと、資格教育センターが開講する「博物館実習1」(指導教員=篠原聰教授)の一環として実施し、川崎市市民ミュージアム学芸員の谷拓馬氏を講師に招きました。午前中には谷氏が、2019年10月に発生した令和元年東日本台風によって同館の収蔵庫が浸水した当時の状況や、被害を受けた収蔵品の修復方法などレスキュー作業を説明しました。午後は、実際に令和元年東日本台風で被災した古文書の洗浄に挑戦。参加者たちは、谷氏や篠原教授をはじめ、学芸員資格を取得した土屋真之介さん(大学院文学研究科1年/大磯高校卒)らのサポートを受け、被災資料を不織布やネットで挟んで水に浸し、はけで汚れを落としました。松前記念館のバックヤードや4号館の中央図書館「LIBRARIUM」も見学しました。参加者からは、「ガラスケースの中で展示されるような資料に、自分の手で直接触れる貴重な体験ができました。学芸員の仕事にさらに興味を持ちました」といった感想が寄せられました。

また、スポーツプロモーションセンター(SPC)のプログラムには5名の高校生が参加し、同センターが所管する業務についてSPC教員および学生から説明を受けました。体操体育館では、小西康仁講師(SPC)と体操競技部の小山内優騎さん(体育学部競技スポーツ学科3年次生)が施設や器具の安全な取り扱いに関する講習を実施しました。さらに、15号館キャンパストレーニングセンターなどに設置されているトレーニング機器の基礎知識、メンテナンスなどについて、須藤高峰氏(ゴールドジムプロフェッショナルトレーナー)らが説明しました。人工環境制御室(暑熱・常圧低酸素室)「H³-Lab.」では、陸上競技部駅伝チームの大学院生コーチの川端駿介さん(大学院体育学研究科博士課程1年次生)が施設の概要やランニングマシンの使用方法を説明し、参加した高校生は実際に体験しました。インターンシップの最後には、SPCの勝田隆次長(体育学部教授)が当日の振り返りを行うとともに、スポーツ科学の適切な活用などについて高校生と活発な意見交換を行いました。


