オンラインで「第36回Global Citizenship Seminar Judo/After the Tokyo 2020」を開催しました

東海大学では12月20日にオンラインで、「第36回Global Citizenship Seminar Judo/After the Tokyo 2020」を開催しました。この催しは、キャンパスの国際化を進めるために、さまざまな分野の専門家や教員、目標に向かって挑戦を続ける学生が全編英語で講演するもの。今回は、今夏の東京オリンピックで柔道競技に出場した男子66kg級コスタリカ代表のイアン イグナシオ サンチョ チンチラ選手(体育学部3年次生)、女子70kg級ベネズエラ代表のエルビスマル ロドリゲス ルイス選手(同)、IOCオリンピックソリダリティ奨学生として湘南キャンパスを拠点に練習に励んできた女子63kg級ベネズエラ代表のアンリケリス・バリオス選手の3名を招き、トレーニングの思い出や日本での生活、東京オリンピックを終えた心境とパリオリンピックに向けての意気込みなどを聞きました。

当日はまず、サンチョ選手が自己紹介とともに出身のコスタリカを紹介しました。柔道一家に生まれたサンチョ選手は5歳から柔道を始め、2017年に来日。現在は体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科で学び、柔道部でトレーニングを積んでいます。「オリンピック出場はずっと夢であり目標だったため、東京オリンピックに出場できたことはとてもうれしかった」と語りました。続いて、ロドリゲス選手が出身のベネズエラについて、食文化や景勝地などを中心に紹介。東京オリンピックに出場したことについて、「自分にとってとてもいい経験になったと感じています。東海大では多くの友人に恵まれ、毎日楽しく過ごしています」と話しました。最後にバリオス選手が、父親の影響で始めた柔道との出会いや、東京オリンピックでの試合を振り返り、「3回戦で対戦したキューバ代表のマイリン デルトロ カルバハル選手との一戦がとても印象深い。5位入賞となりましたが、次の目標はパリオリンピックでのメダル獲得です」と語りました。

質疑応答では、「東海大の魅力を教えてください」といった質問に対し、サンチョ選手が「東海大の柔道部は、柔道を学ぶうえで最高の経験ができます」とコメント。「もし家族が来日したらどこに連れて行きたいですか?」という質問に対してバリオス選手は、自身が訪れたことのある沖縄や大阪を挙げるとともに、「ラーメンや寿司など、日本の食べ物を食べに連れていきたい」と語りました。「将来の夢はなんですか?」という質問にはロドリゲス選手が、「パリオリンピックに向けた柔道のトレーニングと学業の両立を目指しつつ、その後は柔道のコーチなど、やりたいことがたくさんあります」と話しました。