「グローバルSD研修報告会」をオンラインで実施しました

東海大学では12月20日にオンラインで、職員対象の「グローバルSD研修報告会」を実施しました。本学では、留学生と接する機会の増加とともに、海外の研究機関などとの連携も増していることを受け、日々の業務や学内における英語でのやり取りをスムーズに行い、語学力・異文化対応力を身に着けることを目的とした「グローバルSD研修」を実施しています。今回は、本年度海外研修参加者や昨年度参加者を含む20名が研修の成果を発表しました。

本年度参加者は昨年10月から12月にかけて行われたハワイ東海インターナショナルカレッジ(HTIC)やタイでの研修を踏まえ、「研修に参加した理由」「部署で抱えている国際交流に伴う課題」「研修を通して学んだこと」などを振り返りました。佐藤梢さん(病院運営企画室人事ユニット)は、「現地では積極的な声かけをはじめとしたコーチングスキルを学びました。今後も英語の勉強を続けて、翻訳なしで英語の読み書きができるようになりたいとあらためて決意しました」と語りました。昨年度参加者は、研修での経験を業務に還元する実践例を報告。HTICでの研修に昨年度参加した鈴木優里さん(学長室研究担当)は、当時所属していたサイエンステクノロジーカレッジオフィス(現:サイエンス・エンジニアリングカレッジオフィス)での経験と、研修後にオフィスのパソコンに導入した同時翻訳プログラムを紹介し、「留学生や外国人研究者とコミュニケーションを図るため、学長室国際担当の山口滋部長(理学部教授)に協力いただき、AIを使った同時翻訳プログラムを導入しました。英語やタイ語など複数の言語に対応しており、カウンターに設置しているパソコンを使って円滑なサポートができました」と話しました。

最後に山口部長が、「英語は重要なコミュニケーションツールの一つです。英語に自信がない方も同時翻訳プログラムを活用し、自信をもって日々の業務に取り組んでもらいたい。これからも互いに学びを深めて協力し合いながら、大学を盛り上げていければ」と締めくくりました。