建築都市学部の岩﨑学部長が「Activityから考える東京理科大学葛飾キャンパス」をテーマに講演しました

建築都市学部の岩﨑克也学部長が11月9日に東京理科大学葛飾キャンパスで、「Activityから考える東京理科大学葛飾キャンパス」をテーマに講演しました。「東京理科大学こうよう会(父母会)」の東京都支部が企画したもので、株式会社日建設計に在籍していた当時に同キャンパスの設計に携わった岩﨑学部長が講師に招かれ、保護者や学生ら約120名が参加しました。

葛飾にいじゅくみらい公園の中央に設置された同キャンパスは、東西を貫く「キャンパスモール」を軸に、屋外空間、半屋外空間、交流スペースを階層的な空間構成とし、南北の公園をつなぐ「ガーデンパス」も設けられています。岩﨑学部長は設計に携わった際のこだわりや工夫について語り、建設後の平日と休日で異なる学生たちの行動軌跡(歩行動線)の密度分布なども紹介。大英図書館やストックホルム国立図書館をイメージした図書館ブックギャラリーと600名収容のホールなどを備えた図書館棟を設計したプロセスなども解説しました。

講演後には図書館棟の見学も岩﨑学部長が案内し、参加者からは、「図書館が区の敷地にあるからこそできた仕掛けや外部の人も入りやすい作りになっている点など、興味深いお話が聞けました」「風や光、ホールの吸音カーテンや回転扉、防災など、考え尽くされて建てられていることに感動しました」「“クライアントとの化学反応で建築ができている”という言葉が印象的でした。私はまだ学生なので課題として建築に向き合っていますが、将来社会に出たときにクライアントとのキャッチボールが大切だと改めて感じました」といった感想が聞かれました。