建築都市学部パビリオンプロジェクトがスタートしました

建築都市学部の1期生を対象とした「建築都市学部パビリオンプロジェクト」が、4月13日からスタートしました。建築学科と土木工学科1年次生の必修科目「入門ゼミナール」の一部として企画したもので、本学部の1期生が集い、実現に向けて力を合わせることで、人、モノ、情報、未来をつなぐ「マグネットプレイス」をつくることが目的です。両学科合わせて410名の学生を2~4名のグループに分け、デザイン案を考え、コンペを経て1作品を決定。実際に湘南校舎15号館前の小広場に建設し、11月1日から3日の「建学祭」で披露する計画です。13日の初回の授業でガイダンスを行い、23日には作品を制作するための課題や敷地状況の分析、アイデアの着想、形を考える「エスキース」に取り組みました。

当日は5つの教室をオンラインでつなぎ、初めにプロジェクトの概要解説と、綿棒とストローを使って20分の1サイズの模型を作るエスキース方法の説明。さらに、岩﨑克也学部長が、「20分の1サイズだと綿棒1本は1.5mのパイプを表します。短く切ったり、ストローと組み合わせて伸ばしたりしながら、90cm、1.2m、1.5mの長さで合計100m以内、接合部は40カ所程度のパビリオンを考えてください」と課題を提示し、「頭で考えるより、組み立てながら形を作ってみてください。15号館前のスペースをうまく使い、どうやったらみんなが集まれる場所になるか、知恵を出し合いましょう」と語りかけました。学生たちは綿棒をのりで貼り合わせ、試行錯誤しながら模型を制作。話し合いながら1つの作品を作るグループや、一人ひとりが作った作品を組み合わせるグループなど、それぞれの方法で協力しながら形を決めていきました。

学生たちからは、「建物を見るのが好きで建築学科に進学しました。みんなで意見を出し合うと、自分とは違った視点が見えてきて面白い」「父が建築・土木関係の仕事をしているので、自分もその道に興味があります。こうして手を動かす授業は楽しく、同級生とも交流できて仲良くなるきっかけになります」と話していました。