建築都市学部の1年次生が「パビリオンプロジェクト」として取り組んできた作品を11月1日から5日まで、小田急線「東海大学前駅」の駅前広場で披露しました。これまでは建学祭に合わせて湘南キャンパス内に設置していましたが、今回は秦野市の協力を得て初めてキャンパス外に設置。期間中にはJAZZ演奏者の有志によるライブや夜間のライトアップ、最終日には駅前商店街によるマルシェも行われました。


このプロジェクトは、建築学科と土木工学科1年次生の必修科目「入門ゼミナール」の一部として実施したもの。両学科の学生約350名が4月から2~4名のグループに分かれて「SpaceからPlaceへ」をテーマにデザイン案を検討してきました。5月下旬から6月上旬に実施した複数回にわたる審査の結果、土木工学科の成澤暁希さん、笠倉彩乃さん、高井隆成さん、大畑遼さんの作品「~心の波と人のつながりの輪~」が最優秀賞に選ばれました。その後は、工学部建築学科の学生や大学院工学研究科の学生らも加わったプロジェクトチームとして応用解析、設計図制作などを進めてきました。10月31日には太陽工業株式会社の協力を得て学生たちが作品を建設。人の視界を塞がないように、波をイメージした低く横に長いパビリオンを設置し、人々のコミュニケーションを促そうとベンチを向かい合うように配置しました。建学祭期間中は、駅を訪れた人々がコンコースの上からパビリオンを眺めたり、ベンチに座ったりと、思い思いに利用する姿が見られました。



なお、本プロジェクトの様子は「日刊建設工業新聞」(11月14日)でも紹介されています。
