建学祭に合わせて建設するパビリオンのデザイン案が決まりました

建築都市学部では7月3日に湘南キャンパスで、パビリオンプロジェクトの最終プレゼンテーションを行い、木村英樹学長、松前記念館の水島久光館長(文化社会学部広報メディア学科教授)による審査で最優秀賞を決定しました。この作品をもとに、11月1日(日)から3日(火・祝)の「建学祭」に合わせて湘南キャンパス松前記念館前の小広場に建設し、披露する計画です。本プロジェクトは、建築学科と土木工学科1年次生の必修科目「入門ゼミナール」の一部として企画したもので、今年度は「集う/マグネットプレイス」をテーマに約340名の学生が3~4名のグループに分かれ、122チームが綿棒を使って20分の1サイズの模型を制作しました。

最終プレゼンテーションは岩﨑克也学部長の進行で、6月20日の学部審査会で選ばれた上位3チームが作品の概要を説明するとともに、審査員からの質問にも答えました。最優秀賞は建築学科の張祉平さん、梶山紗也香さん、原山柊太さんの作品「見寄り見つける視線」が選ばれました。学部審査会では、1年次生による投票で「学生賞」にも選ばれています。この作品は大小3つのオブジェからなり、富士見通り側から見ると富士山のシルエットに見えるように設計されています。原山さんは、「松前記念館に行ったときに、創立者・松前重義博士がFM放送局を開設したことを知りました。建学祭当日は広報メディア学科の学生が同じ広場でラジオの生放送を行うので、記念館前にある松前重義像とラジオブースをアーチで繋ぐイメージでまとめました」と振り返りました。人が自然と集まりやすく、アーチをくぐりたくなる心理も意識し、ベンチの配置や記念館への動線も考えられています。

3チームに表彰状を授与した木村学長と水島館長は、「僅差の戦いでしたが、ラジオ放送ブースへの配慮やプレゼンテーション力の高さで一歩抜けたチームを選びました」と講評。中国の留学生である張さんは、「日本語を勉強中で、専門用語はまだ分からないところもあるのですが、2名が優しく教えてくれました」と話し、梶山さんは、「最初に“どんな建築が好きか”を話し合う中で、日本と中国の価値観の違いや好みの違いがあって面白かった。一緒に成長できました」と話していました。

今後は両学科と大学院工学研究科建築土木工学専攻の学生も交えたプロジェクトチームを立ち上げ、応力解析や設計図の作成、照明計画などを経て、10月下旬に学生たちの手で建設する予定です。

審査結果は下記の通りです。
◆最優秀賞+学生賞
「見寄り見つける視線」
張祉平さん、梶山紗也香さん、原山柊太さん(建築学科)
◆優秀賞
「鱗なき龍は集うことで鱗を得る」
伊藤大葵さん、長嶋新太さん、石川太一さん(建築学科)
「枝葉の構造体」
長谷部維さん、五十嵐文弥さん、村井丈さん(建築学科)