【児童教育学科】小池 はるか先生【教員紹介】

小池 はるか 准教授

こいけ はるか

所属 児童教育学部 児童教育学科 

学位

博士(心理学)

研究分野

社会心理学/教育心理学

キーワード

#共感性 #共感疲労 #保育者養成・教員養成 #精神的健康


共感の奥深さを知る:人間のつながりを理解する

共感性が他者や行動に与える影響 

共感性が他者や行動に与える影響を研究しています。具体的には,保育者・小学校教諭の共感性が幼児・児童のモチベーションに与える影響,小学校教諭の共感性が児童の主体的・対話的な学びに与える影響,小学校教諭の共感性が提供するソーシャルサポートの量と質に与える影響,保育者養成・教員養成校学生の共感性が実習や就職への意欲に与える影響,共感性が青年の迷惑行為に与える影響等を研究してきました。研究結果は,「共感性が高いと良い行動につながる」「共感性が高いと他者に良い影響を与える」という単純なものではなく,相手の受け止め方,相手との関係性,その時の状況等が複雑に関係しており,共感の奥深さを実感しています。

共感疲労と精神的健康

保護者,保育者,小学校教諭の共感疲労について研究をしています。共感性には負の側面もあり,例えば,共感することに疲れてしまう「共感疲労」が起こることがあります。特に,保育者や小学校教諭は,仕事で共感することが多すぎたり,強過ぎたりすることで共感疲労を起こしやすいと考えられており,実際に多くの先行研究で心身の不調が早期離職の原因として挙げられています。離職防止だけでなく,質の高い保育・教育を提供するためにも,保育者・小学校教諭が心の健康を維持することには意味があります。そこで現在,保育者・小学校教諭の共感疲労の蓄積の長期的な影響を明らかにするために,縦断的研究を行っています。


小池先生が注力しているSDGs


児童教育学科に興味がある受験生へ

保育者・小学校教諭になるためには様々な勉強が必要ですが,同時に自己理解も必要です。4年間を通して,保育者・小学校教諭になるための自己理解をサポートします。一緒に頑張りましょう! 

本研究内容に関心がある外部の方へ

児童教育学部児童教育学科では,講師料無料の出張講義を行っております。講義内容については,下記URLからご確認ください。 

https://sites.google.com/view/u-tokai-childhood-education/%E5%87%BA%E5%BC%B5%E8%AC%9B%E7%BE%A9/%E5%B0%8F%E6%B1%A0%E3%81%AF%E3%82%8B%E3%81%8B

 


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