【児童教育学科】前田 晶子先生【教員紹介】

前田 晶子 教授

まえだ あきこ

所属 児童教育学部 児童教育学科 

学位

修士(教育学)

研究分野

教育学/教育史

キーワード

#教育の社会史 #発達観の形成史 #教育改革と社会動態 


教育の社会史 

現在、教育の世界は大きく変わりつつあります。教育改革の行方を見通す上で、過去の教育の経験を検証することが歴史研究の役割であると考えています。「教育の社会史」では、公的な教育制度だけでなく、民間のさまざまな学習支援や家族の支援の歴史に注目して、「社会がどのように子どもを育ててきたか」を明らかにします。地域の紐帯が弱まりを見せる中で、民間セクターによる教育支援活動に活かす知見を提供します。

子どもの生存保障の歴史

子どもの「生存」の歴史は、児童労働、子どもの貧困、家族、医療環境などを取り上げ、社会がどのようにそれらの課題に取り組んできたかを明らかにします。戦前に行われた自治体による貧困調査や民間の慈善団体の取り組みなどから市民社会の成熟過程を知ると同時に、子どもの権利を実現していく手掛かりを得ることができると考えます。

教員の教育研究運動の歴史

学校教育の担い手である教員は、法的に定められた研修だけでなく、日常的に学校内外の研究会や学習活動を通して職能形成を行っています。特に、民間の教育研究運動は、各教科や学級づくり、作文教育などバリエーション豊かな蓄積があります。教員の世代交代が進む中で、自主的な教育研究運動の経験を将来に活かす研究を行っています。 


前田先生が注力しているSDGs


児童教育学科に興味がある受験生へ

教育学は、個々の子どもの成長・発達と、社会における教育の役割について研究する学問です。とくに、子どもと社会の間で生じる問題や課題を掘り下げ、そこから教育計画に活かす知見を導き出します。 

本研究内容に関心がある外部の方へ

教育・学習支援に関する勉強会・研究会をコーディネートすることができます。教員の自主研修の場で共同研究を推進したいと考えています。また、学校史の作成を支援します。  


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