【児童教育学科】木戸 啓絵先生【教員紹介】

木戸 啓絵 講師

きど ひろえ

所属 児童教育学部 児童教育学科 

学位

博士(人間科学)

研究分野

教育学/保育学/環境教育学 

キーワード

#環境と子ども #ホリスティック教育 #ドイツの保育・幼児教育 #持続可能な社会と保育 


環境と子ども、ホリスティック教育、ドイツの保育・幼児教育、持続可能な社会と保育 

環境と子ども 

乳幼児期の子どもたちにとって、身近な環境とはどのようなものを指すのでしょうか。また、それは子どもたちにとって、どのような意味を持つのでしょうか。私の研究では、日々の遊びや生活の中で、子どもがどのように環境とかかわり、また環境からどのような影響を受けているのかということについて、「関係性」や「つながり」に着目しながら考えます。

ホリスティック教育、持続可能な社会と保育

私たちの暮らすこの地球では、貧困や紛争、気候危機、感染症など国内だけでは解決のできないグローバルな問題が多く山積しています。世界中の全ての人々が安心してよりよい生活を営むことができるよう、SDGsをはじめ、様々な取り組みが実施されています。そこでは、人間同士の関係性、テクノロジーと人間の関係性、そして自然(地球環境)と人間の関係性など、多面的で包括的な視点が不可欠になります。言い換えるならば、物事を二項対立的にとらえるのではなく、関係性やバランスといった観点で、つまり「ホリスティックな視点」で世界の課題に取り組むことが求められているといえるでしょう。私の研究では、このホリスティックな観点から、教育・保育・社会の関係性を再考することを試みています。  

ドイツの保育・幼児教育

私の研究では、文献研究と並行して保育現場でのフィールド調査も併せて実施しています。これまで、さまざまな国や地域に出かけていき、その場所特有の環境、実際の子どもたちの様子、保護者や保育者といった子どもとかかわる大人の姿などに着目して、調査を進めてきました。中でも、シュタイナー教育や森の幼稚園など、多様な教育や保育のあり方が模索され実践されているドイツには、ほぼ毎年訪れて、現地調査を行っています。 


木戸先生が注力しているSDGs


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