秋学期ガイダンスで4年生が就職活動・進学体験談を話しました

2021年度秋学期が始まります。全学年を対象として、9月22日、秋学期ガイダンスを行いました。
3年次生ガイダンスでは、例年、4年生から「就職活動・進学体験談」を話していただくことにしています。今年度は、民間企業に就職する2名、大学院に進学する1名が登壇してくれました。また、学科が主催する就職活動支援講座についての説明も行いました。

就職活動体験談では、まず、就職活動を通して大事だと思ったことが話されました。それは、就活を始めて「自分が自分のことをちゃんと知っていなかった」、「他者に自分とはどんな人間なのかを伝えることができなかった」ことを思い知った、ということです。そして、3年生に向けて、就活を始める前に(就活の初めの頃に)「自分を知ること」、つまり「自己分析」が大切だというメッセージが伝えられました。
つぎに、インターンシップから選考までの流れについて自分の体験が話されました。そのなかで、学科の就職活動支援講座の体験(自己分析、グループディスカッション、履歴書の書き方と添削など)から、早めに準備をすることが大切だというメッセージが伝えられました。

3年生へのアドバイスとして伝えられたのは、早めに準備すること、自己分析で自分を知ることが大切だということです。これらは一般的に言われているようなことですが、「少しでも早めに始めれば焦る気持ちを持つ暇がない」とか「自分のことは自分が知っているつもりだけれど、一度、自己分析をやってみれば、自分のことが分かっていないことが分かる」、「自己分析は一人ではむずかしいから、友人や家族など誰かに手伝ってもらうことが必要」、「友達と一緒に自己分析をし合うことで、相手のことだけでなく、自分のことを「発見」できる」など、体験した人だからこそ言える具体的なアドバイスが出されました。

大学院への進学については、大学院進学を考え始めたころのこと、いつ頃どんなことから取り組み始めたのか、大学の授業の課題や卒論と入試勉強の両立(のむずかしさ)について話されました。そして、進学を希望する人にとって大切なこととして、早めに準備すること(卒論と院試勉強の両立は簡単ではない)、どうして大学院に行きたいのかという考えを明確に持つことが必要(“なんとなく大学院に行きたい”という気持ちでは難しい)ということが語られました。志望動機を明確に持つことは、就職活動の自己分析と同じことだといえます。

就職にしても進学にしても、周りの人たちに流されてやるものではない。自分で主体的に問題意識を持つ(自分はどんな存在で、どんな仕事をやりたいのか/大学院に進学して何をやりたいのか、どうなりたいのかを考える)ことが大切だ。3名の体験談から、このようなメッセージが3年生に届けられました。
就活や進学についてはインターネットでもさまざまな情報を得ることはできます。しかし、実際に体験した先輩から直接、具体的な話を聞くことができるのは貴重な機会だと思います。今後も、秋学期3年生ガイダンスでは「4年生の就活・進学体験談」を行なっていきたいと考えています。