6/21開催 知のコスモス「フィンランドのモダニズムから日本の「いま」を考える ―地域性、持続可能性、良い生活-」

6月21日(金)東海大学文化社会学部のイベントである「知のコスモス」として、北欧学科主催で「フィンランドのモダニズムから日本の「いま」を考える ―地域性、持続可能性、良い生活-」を開催します。ゲスト講師に、長年学芸員として北欧デザインの展示や企画に携われてきた近代建築・デザイン史家の橋本優子先生をお迎えします。

フィンランドのモダニズムデザインに見られる地域性を考察することで、日本に固有の地域性や良い暮らし、良い生活を考えるという試みです。2023年10月には本学で映画「アアルト」の上映会(当時の様子はコチラ)を行い、2人の建築家アルヴァル・アールトと山田守を比較するというイベントも開催しています。2つの国、時代性、デザインからより良い暮らしについて考えるひと時を持ちたいと思います。

【日 時】2024年6月21日(金)17:15-18:55(終了予定) ※17:00開場
【場 所】東海大学湘南キャンパス14号館2階207教室(神奈川県平塚市北金目4-1-1)
【交 通】小田急線(新宿より快速急行約60分、小田原より約25分)「東海大学前」駅下車徒歩約15分、または『秦野駅行き』『下大槻団地行き』バス(約5分)で「東海大学北門」下車すぐ。またはJR東海道線「平塚」駅下車『東海大学行き』または『秦野駅行き』バス(約30分)で「東海大学正門前」下車徒歩約5分(お車でのご来場はご遠慮ください)                           (アクセス詳細はコチラ)                                                            【講 師】 橋本 優子先生(近代建築・デザイン史家)
【講師プロフィール】
京都工芸繊維大学卒業、同大学大学院修士課程修了。宇都宮美術館学芸員を経て近代建築・デザイン史家、文星芸術大学非常勤講師。宇都宮大学大学院博士後期課程帰属。単著に『フィンランド・デザインの原点』(2017年, 東京美術)、共著に『椅子とめぐる20世紀のデザイン』(2024年, パイ インターナショナル)、『服の、先へ。ファッションヒストリー編1850-2020』(2024年, 日本教育財団)、『二つの教会をめぐる石の物語』(2023年, 下野新聞社)など。
【概要】
フィンランドの建築家エリエル・サーリネンとアルヴァル・アールトや、1950-60年代に活躍したデザイナーの作品、同時代の日本の情況を通じて、地域固有のモダニズム(ヴァナキュラー・モダン)について考える。フィンランドと日本は、木と石の風土で相通じ、自然観や美術工芸の捉え方でも共通性が見られるが、わが国の場合、昭和戦後の1970年代以降、ヴァナキュラー・モダンの特性がないがしろにされがちだった。ついては、フィンランドのモダン・デザインを考察することで、21世紀の日本らしさとそのデザイン、持続可能性に眼を向ける。
【参加費】無料
【お申し込み】https://forms.office.com/r/yG2hqsrAn6


【お問い合わせ】東海大学ヒューマンソサエティカレッジオフィス TEL:0463-63-4201(直通)
【主催】東海大学 文化社会学部北欧学科