「現代北欧社会論」でフィンエアー(フィンランド航空)高泉光男さんのゲスト講義を行いました

2022年1月20日(木)北欧学科の「現代北欧社会論」の授業にて、フィンエアーに数十年にわたって勤務されている高泉光男さんにZoomでお話を伺いました。授業を履修している約30名のほか、関心を持った他の北欧学科の学生も参加しました。

授業は、事前に学生から募った50以上の質問すべてに答える形で進められました。ひとつひとつの質問に丁寧にお答えいただき、フィンエアーに就職した経緯、仕事の内容やトラブルも含めたさまざまな経験、北欧と日本の航空会社の違い、フィンランドのおもしろさ、フィンランドをプロモーションする上で意識したことなどをお話しいただきました。

学生からは、「とても寛大な方でした。フィンエアーの普段聞けないようなお話ばかりで非常に貴重な時間でした。フィンエアーは廃棄物のリサイクルやリサイクルの設備が充実している、性別・年齢が関係ない、若いうちから多くの仕事を任される、残業が少ない、家族との時間が優先、デジタル・ITリテラシーが高いといったところは北欧らしい、現代に特化した航空会社だなという印象を受けました。日本から最大週40の直行便が予定されているということにも驚きました。」、「フレンドリーな方でお話も聞いていてとても楽しかったです。日本もサービス重視など良いところがあり、私たちが普通だと思っていることがフィンランドでは珍しかったりするなど初めて知ることが多くあり楽しかったです。」、「お話の中でフィンランドの良いところや魅力としてまず「人」を挙げていたのが印象に残りました。また、自分が日本以外の国について興味を持ち始めた頃には、すでにフィンランドはアメリカやフランスなどと同じくらい知名度のある国だと理解していたので、以前は知名度が低かったという話には驚きました。SNSが今ほど発達していなかった頃にフィンランドのリアルな魅力を伝えるのは難しかったのではないかと思います。しかし、そのような頃からさまざまな方向からの宣伝が行われてきたからこそ、今のような知名度があるのだと思うと、すごいお仕事だと感じました。」などという感想が聞かれました。高泉さんからはいわゆるZ世代が何に関心を持つか気になりますというコメントもありました。